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足首の痛む原因として多いのが、足の無理な使い方、使い過ぎです。スポーツで飛んだり跳ねたりした時や登山、旅行に出かけていつもより多く歩いた時など、足を酷使した後に出てくることが多いようです。特に足を着いたときに捻ると、いわゆるネンザとして症状が出てきます。

足首の捻挫は、足首の痛みの原因として当院で一番多く見られます。しかもご自分では気づかないうちに足を少し捻っていて、診たら腫れているということも少なくありません。ちょっとした段差を降りる時でも、気づかないうちに足を捻っている様です。

また捻挫の次に多いのが、踵の痛みや足の裏の痛みです。これらの原因は、両方ともふくらはぎにあります。ふくらはぎの筋肉が、踵と足裏まで伸びているからです。ふくらはぎを使いすぎることにより、踵や足裏まで痛みが発生してきてしまうのです。


足首の場合は足首単体で悪くなっていることが多いですが、身体のバランスを取るという点では、全身の治療が必要になってきます。

足首の痛みが出てくる症状名として、
①足関節捻挫、アキレス腱炎、変形性足関節症など足首自体が悪いもの
②O脚、変形性膝関節症など膝が悪く足首に症状が出るもの
③足底腱膜炎、モートン病など足指が悪く足首に症状が出るもの
が考えられます。もちろんこれが全てではありませんが、当院で多く見られるものを挙げてみました。

足首の痛みが発症しやすい職業や生活の特徴


活動的な人に多いと言えます。スポーツや登山をする方や旅行が大好きな方などに多いと言えるでしょう。また、立ち仕事の方にも足に負担がかかるので、頻繁に見られます。

また女性のO脚は、膝だけに負担がかかるのではなく、足首にも大きな負担がかかります。よって、O脚の女性にも足首の障害は多いと言えます。

また高齢者は長年の年月で足関節が変形し、炎症を起こしやすい状況になっています。



足の関節からまずは正常にしていきます。

足関節の調整が特に大事になります。足首から下の骨は28個の小さな骨で構成されており、これらの骨ひとつひとつが関節を作っています。パズルがたくさのピースで作られているように、足首下もパズルのように、小さな骨で複雑に繋がれているのです。これらピースを一つ一つ触り、どこでひっかかりがあるかチェックして数ミリ調整するのが当院の施術となります。

捻挫時の場合の治療方法

捻挫は、足首の外側が腫れて痛いのですが、この腫れとは別に他の所で関節にひっかかりがみられます。このひっかかりを数ミリ調整してあげると、捻挫直後でも足を引きずらずに歩くことが可能です。ただし、腫れて炎症しているので、腫れが退くまで2,3日の安静は必要ですが。

関節及び筋肉の治療も行います。

関節機能向上マッサージで、足関節周りの筋肉を柔らかくし、足関節が楽に動くよう調整します。特にふくらはぎにある腓腹筋という筋肉が足首を支える上で重要であり、この筋肉を緩めることにより足首が軽く動くことが可能になります。

これら関節と筋肉両方を調整することにより、足首の痛み、障害を和らげ、一秒でも早く日常生活を取り戻すことができます。

なぜJSA治療
答えは関節包
それは、関節内の骨の動きを調整し、それを包んでいる”関節包”という薄い膜をゆるめ、膜に付く痛みの神経の興奮を抑えるからです

≪関節包が痛みのコントロールをしている≫
痛みを出す神経は、骨や軟骨には存在しません。
痛みを出す神経は、関節を包んでいる“関節包”に存在します。この関節包は、強い力で矯正を行うと、膜が傷つき、逆に痛みが強くなる可能性があります。ですから、数ミリという繊細で細かい関節内調整を行うことにより膜をゆるめ、痛みの神経の活動を抑えることにより、症状は改善していくのです。
関節の構造≪関節の構造≫
関節とは骨と骨の連結の部分を言います。この関節は、筋肉が伸び縮みした際に一緒に動き、関節が動くことにより手や足、腰など身体を動かすことができるのです。この関節の中をのぞいてみると、筋肉の下に関節包という薄い膜があるのがわかります。この薄い膜の働きが重要です。なぜならば、関節をコントロールし、細かな小さい動きを作り出しているのがこの関節包だからです。

≪関節包が小さく細かな動きのコントロールをしている≫
筋肉は、そのパワーによって大きな動きを作り出しますが、ボールを投げる際の肩や肘の複雑な動き、楽器を弾くしなやかな美しい指の動きなど小さく細かな動きが可能なのは、この関節包が動きの幅を調整しているからなのです。

≪関節包が関節の潤滑剤を作り出している≫
また関節包には、もうひとつ重要な役割があります。それは関節の栄養剤である滑液という液体の潤滑剤を作り出していることです。この滑液は、よく耳にするヒアルロン酸を多く含んでいて、この液体により関節の摩擦を減らし、関節がなめらかにしなやかに動くことを可能にします。

そしてこの滑液は、血管がない関節軟骨に栄養を届け、軟骨の育成もこの液体が担当しています。この滑液が少なくなると軟骨に栄養が行き届かず、関節の動きは硬くなり、身体はうまく動くことができなくなってしまうのです

関節包の役割

≪関節包は身体の使い過ぎや疲労で硬くなる≫
この関節にとって重要な関節包ですが、身体の使い過ぎや疲労、睡眠不足や栄養不足など身体に負担がかかった状態が続きますと、機能が低下し硬くなります。硬くなった関節包は、痛みの神経を刺激して、痛みが発生する原因を作り出してしまうのです。

≪関節包をゆるめるには、マッサージやストレッチでは刺激が届かない≫
この硬くなった関節包をゆるめるにはどうしたら良いでしょうか?

関節周りをマッサージしても、ストレッチをしてもなかなか変化しません。なぜならば身体の深い所に存在しているからです。通常のマッサージやストレッチでは、深部にある関節包まで刺激が届きません。

そこでどんな方法で関節包をゆるめるかと言いますと、関節内を繊細に丁寧に調整して、関節包を傷つけないように刺激を与える。これが関節包をゆるめる唯一の方法なのです。そこで、関節の中での骨の動きに着目しますと、関節包内運動という動きを起こしていて、これを調整することにより同時に関節包がゆるんでくるという事実があるのです。

≪同じ骨なのに、先端と真ん中では異なる動き方をする、関節包内運動とは?≫
関節を動かす時、関節包の中の骨は、外の動きとは全く別の動き方をしています。例えば腕を上げる際、腕は上がっていきますが、関節包の中の骨は数ミリ下に下がります。腕は上がるのに、関節包内の骨は下がっているという全く別の動き方をしているのです。

肩の外転の図

≪関節包内運動を整えると関節包が大きく緩み、症状が改善する≫
この関節包の中で起こっている別の動き方を関節包内運動と呼び、この動きを整えるのが治療の核であり、目的となります。なぜならば、関節包内運動を整える時、関節包が最も速く最も大きく緩むからなのです。

ただし、この関節包内の小さな細かい運動を把握するには、強い力で行うと全く触知できません。また、熟練した腕がないと、これもまた関節包内運動の触知は難しいのです。包内運動は数ミリの出来事なので、施術者には高い技術力と集中力が求められます。

関節包内運動の調整をしっかりと行うと、関節包は縮んだり、伸びたり、ねじれたりして、まるでマッサージされているかのように刺激が加わり柔らかくなっていきます。これにより痛みの神経の興奮が治まり、痛みが緩和されていくという仕組みです。

足関節について

足関節 関節包足関節 表

足関節 横

足関節 裏

足関節とは足首の関節のことです。膝の所で出てきた脛骨、腓骨と距骨(きょこつ)で作られる関節になります。関節包は、足首を取り囲むように巻いており、足の複雑な運動を助ける働きをしています。

≪足首も細かい骨が集合していて、1つ1つが数ミリの関節包内運動をします≫
この脛骨、腓骨、距骨で作られる関節ももちろん大切ですが、距骨の先を見てみるとたくさんの細かい骨が集合しています。これは手首の所と同様に、細かい小さな骨で足先を作ることにより、複雑かつ繊細な動きを作り出すためにこの様な形態になっています。

この足首と足先は、小さな骨7個で作られており、足を動かす際一つ一つの骨が数ミリ動きます。手首と同じで、この小さな骨が数ミリ動かないために関節包内運動が障害され、様々な症状を発するのです。
足根骨
≪足の捻挫はJSA治療の適応疾患です≫
足関節の障害の中で、やはり1番多いのは、足関節捻挫ではないでしょうか?足首を内側にひねって、外側が痛くなる足関節捻挫は、臨床でも多くみられます。足の外側が腫れて炎症するのですが、これもJSA治療.関節包内運動を整える治療の適応疾患となります。

≪足の障害では、数ある関節のどこが治療ポイントか見極めることが大切です≫
足関節捻挫でも足の障害(外反母趾、踵の痛みなど)の治療でも大事なことは、どこが治療ポイントか、どこが悪くなって障害となっているかを見極めることです。足の骨は小さく数が多いため、どこの関節を治療すべきか判別することに、鋭い観察眼を要します。

特に、脛骨と腓骨の間の関節、指の付け根の関節、それと距骨との関節障害が、臨床上多くみられます。ですので、まずはここの関節の動きをチェックし、それから他の部位を細かく診ていきます。
足関節 表 重要ポイント

≪足を引きずってきた捻挫でも、その場で歩くことができるようになります≫
足の付け根の骨などは、指先1個分位の大きさなので、まずはこれをしっかり捉えられことができるか。これも技術力、熟練力の差となってきます。また、捉えてさらにそこだけを数ミリ動かすという、高い職人的技術力が足首、足先の治療では求められます。

小さい骨一つ一つをしっかり捉え、その関節の関節包内運動を整えることができたならば、症状はぐっと変わってきます。足の捻挫ならば、足を引きずって来院された方が、帰りは普通に歩いて帰れるということも、臨床上多く経験しています。ただし、捻挫の場合炎症が治るのに2、3日は必要ですので、安静にしておくことが大切です。

≪JSA治療では、様々な足の障害を取り去ることが可能です≫
このように足関節は、手関節同様細かい骨が集合し複雑な構造をしています。この複雑な構造を理解し、かつ細かい骨をしっかり捕まえられるかが治療者には求められます。

JSA治療では、数ミリの関節包内運動を調整し、関節包を緩めることにより様々な足の障害を取り去ることが可能となります。

膝関節について
膝 関節包

足の太ももの骨、大腿骨(だいたいこつ)とすねの骨、脛骨(けいこつ)から作られる関節です。脛骨の外側に沿って、腓骨(ひこつ)という骨もありますが、これは膝関節を形作るのに関与はしていません。関節包は、大腿骨や脛骨を取り巻くように付着しており、滑液の産生を行い、膝の栄養を保っています。

≪О脚の原因は、足の内側の筋肉がやせて弱って、支えきれなくなるからです≫
膝は、体重の約4倍の力がかかると言われ、非常に負担が大きい関節です。ですから、年齢共に骨は変形しやすく、特にO脚は有名です。なぜO脚になるかと言いますと、これも股関節同様、足の内側の筋肉が普段の生活でほとんど使われていないからです。そのため、筋肉はやせて細くなり、足の内側を支えきれません。そのため内側の骨が潰れ、足の形が崩れてきてしまうのです。

見た目の問題もありますが、O脚の方は膝痛が出やすくなります。O脚の方全てに痛みが出るとは限りません。膝の変形がひどく、O脚も進んでいるのに全く痛みがない方もやはり存在します。同じ程度の変形でも、同じ程度のO脚でも、痛みがある人とない人の差は何が違うのでしょうか?

≪О脚の変形の程度は同じでも、症状がある人とない人の差は、半月板と関節包に答えがあります≫
答えは半月板(はんげつばん)と関節包にあります。
半月板という膝のクッション材を骨が噛み込んでいないか?
関節包内運動がしっかり行われていて関節包がゆるんでいるか?
この違いです。この条件さえ満たしていれば、いくら変形が強くても、O脚が進んでいても、痛みなく日常生活を送ることができます。
膝前面

≪半月板は、膝にかかる圧力を分散させます≫
ところで半月板とはどんなものなのでしょうか?図を見て下さい。半月板とは、膝の関節の間にある、幅1センチ、厚さ4ミリ程、半円形の消しゴムくらいの硬さの物質です。なぜこの数ミリのものがこれ程重要かと言いますと、膝の負担を助けてくれるものだからです。これがあるおかげで、膝にかかる力が分散され、吸収され、膝にかかる圧力が減ります。この半月板のおかげで、膝がスムーズに動き楽に歩くことができます。

≪半月板は数ミリ動きます。しかしズレることが問題です≫
この半月板、クッション材として固定されているイメージですが、膝が動くときに一緒に動きます。しかも膝と同じ方向に動いたり、反対の方向に動いたりと結構自由自在に動くことが可能なのです。ただし、動くと言いましても、数ミリの範囲です。この数ミリの範囲が動かなかったり、動きすぎたりすると、動いた際ズレて、骨の間に噛みこむことになります。それにより痛みや可動制限など、様々な症状が発生してしまう原因となるのです。
>半月板の移動

≪半月板は少しの力でズレますが、検査ではわからない程微細なのです≫
少し足を捻ったり、何かにつまずいたり、イスから立ち上がる際でも半月板はズレます。すぐに元の位置に戻ったら良いのですが、膝をケガしたことがある方や膝に変形がある方は、ずれたまま戻らない方も多いようです。

レントゲンではもちろん半月板は写りませんし、MRIやCT画像を撮ってみても、ほんの数ミリのズレなのではっきりわかりません。しかし、数ミリズレるだけで半月板が骨の間に噛み込み、動かすたびに痛いのです。

≪ズレた半月板は、やはり人の手で調整するしか方法がありません≫
このズレた半月板をどうしたら良いのかといいますと、やはり人の手で治すしか方法はありません。半月板がズレた際、ほんの少しだけ関節の間から触れることができます。

これをJSA治療では、丁寧に触診し、膝の関節包内運動を整えると同時に半月板を中に戻してあげます。ズレる場所は人それぞれですので、注意深く触診し、ズレた半月板を見つけてあげなくてはなりません。ズレた半月板をしっかり戻し、関節包内運動を整えることにより、足は軽く痛みなく動かすことが可能となります。

このように膝の治療は、熟練した技術と、卓越した観察眼が必要になり、難しい場所でもあるのです。


患者様の声

歩くと痛かったアキレス腱の痛みが、2回の治療で痛みなく歩けるようになりました。 

守山市在住、40代女性、ウエイトレス

足首の痛み トリミング

足首の痛み トリミング1

足首の痛み トリミング2

・どういうことでお悩みでしたか?

長年丈夫だった足(アキレス腱周り)が歩くと痛み、日常生活、仕事に支障をきたした。気分も滅入った。

・当院で治療してどうなりましたか?

一回目は、治療してもらった足が夜に痛くなり不安に思いましたが、翌日には少し楽になっていました。

先生に三回位治療したら、運動が出来るでしょうと言われただけで元気になりました。

2回治療してもらいましたが、その頃から普通に歩くことができるようになりました。気持ちも前向きになりました。

・当院の良かったところはどんな所ですか?

原因をわかりやすく説明してくれる所

話しやすかった

身体も心もほぐされ、気持ちよく治療ができた

時間をかけてくれた

空間の演出もよく癒された

 

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