自由自在に大きく動く関節。その関節の中で起こる、小さな数ミリの動きを改善していく治療法です。
身体を動かすには必ずどこかの関節が大きく動いています。その動いている関節の中で、目には見えない小さな数ミリの動きが必ず存在します。この数ミリの動きがあるおかげで、関節を大きく動かせ、立ったり座ったり、歩いたり走ったりすることが出来ます。この数ミリの動きがないと関節は全く動かなくなります。
この関節内の数ミリの動きを出す治療方法が
JSA治療と呼ばれています。
即効性があるので、どこよりも早く楽になれます
腰痛はもちろんのこと肩こりや膝痛、捻挫など炎症がひどく痛みが強い症状でもその場で変化します。もちろん全てではありません。
病院の治療では固定が必要とされる症状も、固定の必要がない程に回復します。また、どこで治療しても治らなかった症状も変化します。治療後に痛みが驚く程軽くなっているのを実感して頂けます。
組み合わせの施術ができます。
当院は関節を中心に考えた独自のマッサージを行っています。心地よくて症状も良くなるということを実現させ、関節と筋肉両方の治療により、身体が楽になる度合いが他とは全く違ってきます。
また鍼灸の施術も行うことができ症状に合わせた治療を行うことが出来ます。
リハビリの1つとして利用できます。
JSAの元となるAKAは、医師や理学療法士が患者さんのリハビリを行う治療方法として開発されたものです。
脳疾患後に麻痺が残ってしまった患者さんも当院に多数来院されており、肩や足のリハビリを行っています。JSAによる関節可動域の拡大、JSA+関節機能向上マッサージ、ストレッチによる筋肉のしなやかさを取り戻す治療で、リハビリの一環として利用していただけます。
健康でいるための予防、ケアができます
痛みのせいでつらい、不安になる、イライラする、とか動けない、歩けない等の症状が出ているとその日々が苦しいものになってしまいます。
痛みのために時間やお金を費やして欲しくないのです。日頃から身体をしっかりケアしてあげることにより、健康で豊かな人生を送れます。
1.問診を行います。
どの姿勢で痛いか、どのように動かすと痛いのか、まずは痛みの出る姿勢や動かし方を検査します。問診をしながら、立ったまま行ったり、仰向けで行ったり検査の方法は様々ですが5分ほどで行います。
2.全身の治療を行います。
JSA治療は、検査をしながら治療を行う検査兼治療と言えます。痛い所に、治療を加えながら動かすと、痛みなく動かせてしまうからです。
患者さんとお話ししながら、横向きで始まり、うつぶせ、仰向けと全身の関節の動きをチェックし、調整とマッサージを行い、40分から50分程で治療していきます。治療は関節のあるところなら、頭の先から足の先まで治療します。
3.細部の治療を行います。
全身の関節を治療し終えたら、始めの痛かった姿勢や動かし方を再度行ってもらい、痛みが取れていたら治療終了となります。
『それは、関節内の骨の動きを調整し、それを包んでいる
”関節包”という薄い膜をゆるめ、膜に付く痛みの神経の興奮を抑えるからです
』
≪関節包が痛みのコントロールをしている≫
痛みを出す神経は、骨や軟骨には存在しません。
痛みを出す神経は、関節を包んでいる“関節包”に存在します。この関節包は、強い力で矯正を行うと、膜が傷つき、逆に痛みが強くなる可能性があります。ですから、数ミリという繊細で細かい関節内調整を行うことにより膜をゆるめ、痛みの神経の活動を抑えることにより、症状は改善していくのです。
≪関節の構造≫
関節とは骨と骨の連結の部分を言います。この関節は、筋肉が伸び縮みした際に一緒に動き、関節が動くことにより手や足、腰など身体を動かすことができるのです。この関節の中をのぞいてみると、筋肉の下に関節包という薄い膜があるのがわかります。この薄い膜の働きが重要です。なぜならば、関節をコントロールし、細かな小さい動きを作り出しているのがこの関節包だからです。
≪関節包が小さく細かな動きのコントロールをしている≫
筋肉は、そのパワーによって大きな動きを作り出しますが、ボールを投げる際の肩や肘の複雑な動き、楽器を弾くしなやかな美しい指の動きなど小さく細かな動きが可能なのは、この関節包が動きの幅を調整しているからなのです。
≪関節包が関節の潤滑剤を作り出している≫
また関節包には、もうひとつ重要な役割があります。それは関節の栄養剤である滑液という液体の潤滑剤を作り出していることです。この滑液は、よく耳にするヒアルロン酸を多く含んでいて、この液体により関節の摩擦を減らし、関節がなめらかにしなやかに動くことを可能にします。
そしてこの滑液は、血管がない関節軟骨に栄養を届け、軟骨の育成もこの液体が担当しています。この滑液が少なくなると軟骨に栄養が行き届かず、関節の動きは硬くなり、身体はうまく動くことができなくなってしまうのです
≪関節包は身体の使い過ぎや疲労で硬くなる≫
この関節にとって重要な関節包ですが、身体の使い過ぎや疲労、睡眠不足や栄養不足など身体に負担がかかった状態が続きますと、機能が低下し硬くなります。硬くなった関節包は、痛みの神経を刺激して、痛みが発生する原因を作り出してしまうのです。
≪関節包をゆるめるには、マッサージやストレッチでは刺激が届かない≫
この硬くなった関節包をゆるめるにはどうしたら良いでしょうか?
関節周りをマッサージしても、ストレッチをしてもなかなか変化しません。なぜならば身体の深い所に存在しているからです。通常のマッサージやストレッチでは、深部にある関節包まで刺激が届きません。
そこでどんな方法で関節包をゆるめるかと言いますと、関節内を繊細に丁寧に調整して、関節包を傷つけないように刺激を与える。これが関節包をゆるめる唯一の方法なのです。そこで、関節の中での骨の動きに着目しますと、関節包内運動という動きを起こしていて、これを調整することにより同時に関節包がゆるんでくるという事実があるのです。
≪同じ骨なのに、先端と真ん中では異なる動き方をする、関節包内運動とは?≫
関節を動かす時、関節包の中の骨は、外の動きとは全く別の動き方をしています。例えば腕を上げる際、腕は上がっていきますが、関節包の中の骨は数ミリ下に下がります。腕は上がるのに、関節包内の骨は下がっているという全く別の動き方をしているのです。
≪関節包内運動を整えると関節包が大きく緩み、症状が改善する≫
この関節包の中で起こっている別の動き方を関節包内運動と呼び、この動きを整えるのが治療の核であり、目的となります。なぜならば、関節包内運動を整える時、関節包が最も速く最も大きく緩むからなのです。
ただし、この関節包内の小さな細かい運動を把握するには、強い力で行うと全く触知できません。また、熟練した腕がないと、これもまた関節包内運動の触知は難しいのです。包内運動は数ミリの出来事なので、施術者には高い技術力と集中力が求められます。
関節包内運動の調整をしっかりと行うと、関節包は縮んだり、伸びたり、ねじれたりして、まるでマッサージされているかのように刺激が加わり柔らかくなっていきます。これにより痛みの神経の興奮が治まり、痛みが緩和されていくという仕組みです。

次にお伝えしたいのは、骨に圧力を加え、関節面を近づけて施術を行う関節引き合わせの治療方法です。
関節面を近づけると、軟骨に力が加わり、ジュワーッと古い潤滑剤が染み出し、新しい潤滑剤が水を吸うスポンジのごとく吸収され、関節はさらに滑らかに動くことができるという方法です。
≪軟骨は骨同士を滑らせる役割がある≫
関節と言われる部分には必ず存在する軟骨ですが、この軟骨が関節にはまた重要です。なぜなら、滑らかに関節を動かせるように、骨と骨の摩擦を減らし、骨同士をうまくすべらせているからです。軟骨がなければ、骨の表面同士がこすれ合い、激痛で、さらに関節は固まって全く動かないものになるでしょう。
≪軟骨には血液が流れていないので、滑液でしか栄養されない≫
この関節にとって必要不可欠な軟骨ですが、軟骨には血管が存在しません。血が流れていないということです。ではどうやって生き長らえているかと申しますと、栄養は全て関節包が作り出した滑液(潤滑剤)によってまかなわれています。この液体がないと生きて行くことが全くできなくなってしまうことになります。
ですから、この潤滑剤をいかに多く届けるか、いかに使い古された潤滑剤をいち早く排出できるかが軟骨の命の分かれ目となります。
≪軟骨の命の水、滑液の入れ替えをいち早く行うには圧力を加える≫
ではどうすれば軟骨の潤滑剤の入れ替えが早く行われ、代謝が上がるかと言いますと、それは圧力です。軟骨に力を加えてあげるということです。
水を含んだスポンジを押さえ込み、力を加えると、水はジュワーと溢れてきます。そして、水を出し切ったスポンジを今度は水に浸すと、みるみるうちに水を吸いあげます。これと全く同じ原理が軟骨でも言えるのです。
骨に力を加え、関節内の骨同士を近づけた際、軟骨にも圧力が加わります。力が加わった軟骨からは、使い古された滑液がドンドンと溢れ出してきます。そして空になった軟骨内に、今度は新鮮な栄養たっぷりの滑液が入り込み軟骨は活性し、それにより関節は120%の力を発揮することが可能となります。
≪JSA治療は、関節包と軟骨へのアプローチで、より一層施術効果を上げている≫
JSA治療では、関節包をゆるめるため、関節包内運動を整えます。この際、軟骨の活性も同時に上げたいために、関節面を近づけ、軟骨に力を与えた状態で関節操作を行います。これにより、軟骨には圧力が加わり続け、代謝が上がり、関節面はアイススケートの様に滑り出します。そして関節包内運動も滑るように整い出すのです。
これらの複合治療により、関節包はすぐさま緩み、身体症状もすぐに軽減します。そして、身体は軽い力で、痛みなく力強く大きく動かすことが可能となります。
- JSA治療のメカニズムを教えて下さい。
- 自由自在に大きく動く関節。その関節の中で起きる、小さな数ミリの動きを改善していく治療法です。
身体を動かすには必ずどこかの関節が大きく動いています。その動いている関節の中で、目には見えない小さな数ミリの動きが必ず存在します。この数ミリの動きがあるおかげで、関節を大きく動かせ、立ったり座ったり、歩いたり走ったり出来る訳です。この数ミリの動きがないと関節は全く動かなくなります。
この関節内の数ミリの動きを出す治療方法がJSA治療と呼ばれています。
- JSA 治療とは他の施術方法と何が違う施術ですか?
- JSAの元となるAKA は、日本人の医師が開発した関節の治療方法であり、様々なメディアで取り上げられている高度な治療技術です。病院やリハビリ、介護施設等で実際に行われており、安心安全で治療効果は折り紙付きです。そして医師と理学療法士しか勉強することができません。しかし、京都にAKA治療にさらに磨きをかけたJSA治療を行っておられる医学博士田口幸三郎先生がおられます。当院はその田口先生の下で技術を学び、特別に整骨院でJSA治療を使用し治療を行っています。なので、他院でJSA治療を行っている所はあまり見かけないでしょう。また、当院は JSA 協会滋賀支部 に指定されています。
- JSA治療はバキバキ関節を動かす治療ですか?
- 数ミリの小さな小さな動きをだすため、治療方法は繊細で丁寧です。バキバキと関節を鳴らしたり強引に関節を動かすこともしません。関節を動かしながら、少し力を加えるだけです。正直、今何かしました?という感覚ですが、治療後に身体が軽く関節が滑るように動いているのがその場でわかります。バキバキやボキボキがないので安心安全な治療方法だと言えます。
- JSAとはどういう意味ですか?
- JSA(Joint Skating Approach)治療は「関節の中の骨同士が、まるでアイススケートを滑るように軽やかに動く」ことをイメージしてこの名前がつけられています