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指の骨折治療を行う滋賀県の鍼灸整骨院が書く!「怪我をした直後とその後で重要なこと。」


指を骨折してしまった。
車のドアを閉める時に指をはさんでしまい、指を骨折してしまった。
バスケットボールをしていて、勢いよく飛んできたボールに指がはじかれ骨折した。
ママさんバレーをしていて、勢いよく飛んできたボールを打ち返そうとして、指を骨折した。

このような症状でお悩みではないですか?

骨折は本当に一大事です。

痛みはもちろんの事、日常生活も大幅に制限され、仕事をするのも家事をするのも全てに負担を伴ってしまいます。そして、治るまでに数カ月と時間も大変かかり、身体的にも精神的にも辛い症状だと言えます。

しかも、指は日常よく使う箇所ですので、しっかり治しておかないとその後の人生を左右します。どうにかして早く治せないか、今回はこれを考えてみたいと思います。


骨折した時に何をまずすべきか?


骨折した時の治療は、やはり固定です。

先生にもよりますが、ギブスを巻いてがっちり固定、添え木で包帯を巻き軽く固定、など方法は様々です。

いずれにせよ、安静にすることが1番なので、この固定以外選択肢はないと思います。ですので、ご自分でできる治癒への近道は、骨が早く癒合するための栄養の取り方が重要になってきます。


手首の骨折予防に必要なのはカルシウム?


骨折予防にカルシウムだけを摂取すれば良いのか?とかんがられている方。
まずは図を見て下さい。


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骨は確かにカルシウムで作られていますが、それは建物でいうセメントの部分のことです。

セメントを形作る鉄筋の部分は、コラーゲンというたんぱく質で作られているのです。つまり、カルシウムだけ取っていればよいというものではありません。骨を強くするには、コラーゲンも摂取する必要があるのです。

また、セメント部分はカルシウム以外にも、マグネシウムが含まれており、これも骨形成には必要不可欠です。そして、このカルシウムとマグネシウムをしっかりつなぎ留めておくのに、ビタミンDとKが今度は必要になってくるのです。


骨の育成に必要な栄養素ランキング教えます!

上の内容を踏まえて、骨の育成には
1.カルシウム
2.マグネシウム
3.コラーゲン
4.ビタミンK
5.ビタミンD
を摂取しなければならないということです。

次に骨のための栄養素が多く含まれる食品を挙げてみます。

カルシウム・・・桜エビ、チーズ、いわし、しらす、ひじき、牛乳、ヨーグルト、豆腐など
マグネシウム・・ひじき、焼きのり、昆布、わかめ、納豆、豆腐など
コラーゲン・・・牛すじ、鶏軟骨、手羽先、うなぎなど
ビタミンK・・・納豆、モロヘイヤ、ホウレンソウ、ブロッコリーなど
ビタミンD・・・鮭、さんま、さば、うなぎ、いわしなど

しかしこれらを見ますと、何を食べて良いかわからなくなります。また、栄養素を取るために、カロリー過多や脂質過多になってしまう恐れもあり、余計に迷ってしまいます。

そこでおススメなのが、カルシウムとコラーゲンはサプリメントで摂取し、毎日納豆、ひじき、豆腐を食べるのはいかがでしょうか?

ビタミンDは、日光に当たれば体内で合成されますので、無理に食品から摂取しなくてもよいと思われます。

サプリメントと食品をうまく組み合わせ、無理なく続けることが、骨折治癒への近道ではないでしょうか?



栄養面以外での治癒への近道は治療!固定しながらでも出来る治療とは?


次に固定をしながらでも出来る事は、やはり治療です。

それはリハビリをすること!ギブスを巻いたままでも、指から肘に電気を流すこともできますし、また肩を動かすこともできます。長期間ギブスで固定するので、ギブスを取った後に肩が上がらない、首が回らない、肩こりがひどくなったなど、臨床上非常に多く見受けられます。

固定している間に、何かしらのリハビリをしていないとこのような症状に悩まされてしまうのです。ですので、ギブスをしたままでも治療を受けることが大事だと言えるでしょう。ただし、寝て治療を受ける事は困難ですので、座った状態のままで治療を進めていきます。

当院の治療法は病院のリハビリでも行われている施術方法となります。

当院で行っているAKA、JSA治療は、病院のリハビリでも行っている治療ですので、安心してリハビリを受けることができます。座ったままの状態で、手の指や肩、首を調整することにより、腕の血流が改善され、骨折が治るまでの期間を短くすることが可能です。

これはあくまでも私の臨床経験ですが、3か月程かかるギブス固定が、2か月ほどで外れました。

また、固定を外した後の指の曲がり具合も少なく非常にきれいに整っていました。ですので、骨折が治るまでの期間ただ待つだけでなく、治療を行えば治るまでの期間を短くでき、癒合後の手や身体の状態も良好に保つことが可能になります。

また骨折した時重要になるのが、骨折が治癒したその後です。治癒後にいかにきちんとリハビリをするかで、その後の人生に大きく関わってきます。特に手の問題ですので、お仕事でも趣味でもその後の人生に深く関わってきます。

ですので、骨折が治ったからといってそこで終わりではなく、そこからまた新たなスタートだと私は考えます。


滋賀県の鍼灸整骨院の手首の骨折治癒後に行う治療について


当院では、骨折部位の癒着や硬結を取る施術を行い、頸椎の調整肩の調整手首の調整指の調整をしっかりと行うことにより、今まで通りに手首を動かせるように治療を行っています。


また指の調整では、骨折部位はもちろんのこと、指の骨と8個の手根骨の関節調整が大事となります。

指の根元の関節です。骨折のため骨が歪み、ここの関節に負荷がかかり、手根骨が手の平側にズレるからです。中指の骨折なら有頭骨が手の平側にずれ、人差し指なら小菱形骨が手の平側にずれます。

このズレのせいで、指がうまく動かなくなり、痛みを伴う時もあります。この数ミリのわずかなズレを調整することにより、指の動きが改善され、日常生活を違和感なく過ごすことが可能となります。

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手首の骨折は、人生を変えてしまうかもしれない大きな出来事かもしれません。

しかし、当院ではこの骨折に対し癒合後のアフターケアを重要視し、今まで通りの日常生活を患者さんが送ることができるよう施術に取り組んでいます。


  • この記事を書いた人

  • 岸野洋人

  • 滋賀県野洲市きしの鍼灸接骨院の院長。学生時代にいつまでも治らない腱鞘炎に困り果て、その症状を治した鍼灸治療から治療家の道に。夢は治療をしながら世界を回ること。
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