テニス肘や腱鞘炎がなかなか治らない理由は、肘の骨のかみ合わせ障害かもしれません。
・肘が痛い
・病院でテニス肘と言われ様子を見ていたが、なかなか良くならない
・親指が痛い
・腱鞘炎が長引いて、痛みがなかなか退いてこない
このような肘や指の症状でお困りではありませんか?
肘や指の症状は1度発症するとなかなか治りにくいかもしれません。神経がたくさん走っている所ですので、痛みに対して敏感ということも考えられます。
また、手は日常よく使いますので、安静にしておくことが難しいという理由もあるでしょう。
〈痛みが取れてこない理由は、レントゲンや整体でも見過ごしされやすい〉
ですが、腕や手首、指の痛みがなかなか取れてこない大きな理由が、実は他にあります。これは、レントゲンを撮ってみてもわかりにくく、触診しても難しく、臨床上見過ごしされやすい点です。あなたが様々な治療を受けていたとしても、なかなか良くならないのは、もしかするとこの事実を見過ごされている可能性があります。そのせいで、痛みがだらだらと続いているということは十分考えられます。
〈肘は3本の骨で構成されている〉
まずはこの図を見て下さい。
これは右の肘を正面からみた図です。肘は3本の骨、上腕骨(じょうわんこつ)、橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃっこつ)で構成されています。外側上顆という場所は、肘の外側の出っ張っている部分で、内側上顆は肘の内側の出っ張っている部分です。
〈3本の骨のかみ合わせ障害が腕、肘、指の症状の根源となる〉
この3本の骨がうまくかみ合って腕や肘、指が動くのですが、このかみ合わせが悪くなりますと、関節の動きが妨げられ、痛みしびれなどの様々な症状が発生してしまうのです。この状態がテニス肘であり、腱鞘炎であり、手のしびれであり、腕や肘、指の様々な障害を引き起こすと考えられます。
このかみ合わせ障害は、腕の使い過ぎやちょっとした腕のひねり、肩こりなどでも起こります。そして、このかみ合わせ障害は数ミリのことですので、本人でも起こっていることには気づきません。1度このような状態になりますと、自然治癒は困難であり、これが腕、肘、指の症状がなかなか治ってこない理由の1つとして考えられるのです。
〈腕のかみあわせ障害は数ミリのことなので、感知し調整することが難しい〉
もしレントゲンを撮ってみても、かみあわせ障害は数ミリのことですのでわかりにくく、異常なしで片付けられてしまうことでしょう。そして、腕、肘、指の治療で、整体やマッサージに行かれていたとします。ですが、この数ミリの異常を感知するには熟達した技術が必要となりますので、もしかするとこちらも見過ごされている可能性があります。それほどまでに繊細で微妙な身体の変化なのですが、この少しの差で症状は大きく変わってしまうと言えるのです。
では、この3本の骨のかみあわせ障害とは一体どのようなものなのでしょうか?
〈かみ合わせ障害とは、橈骨と尺骨の沈み込みである〉
また図を見て下さい。
橈骨、尺骨がお互い中にずれ込み、沈んでいるような状態。これが腕の骨のかみわせ障害の実態です。両方の骨が沈んでいるような状態ですので、橈骨、尺骨の間の関節(上橈尺関節)は固まって動きが出てきません。本来は動くべき関節が沈んで動きませんので、これが元となり、腕、肘、指に様々な障害が発生してしまうこととなるのです。
ですので、この橈尺骨の沈みを戻し、上橈尺関節の動きをしっかりとつけてあげることにより、長年患っていた腕、肘、指の痛みを改善することが可能となります。
〈数ミリのズレが日常生活、人生を大きく変える〉
ほんの些細な数ミリのズレなのですが、これがあるかないかで症状は大きく変わってきます。症状が変われば、あなたの日常生活も大きく変わります。お仕事や趣味、スポーツなど今まで悩んで断念していたことを、また新たに始めることができるかもしれません。身体の悩みもなくなり、また新たな気持ちで日常生活を送ることができるかもしれません。
たった数ミリのことで、人生は大きく変わる可能性があります。ですので、今腕や肘、指の症状でお悩みでしたら、ぜひ信頼できる先生を探し、治療をしてみて下さい。必ず症状は改善してくるはずです。このブログがきっかけで、あなたの悩みがなくなり、より良い人生を送ることができましたら、とても嬉しく思います。