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整体で内臓の機能を高め、原因不明の病気を治療します!


・整体で内臓の治療ってどういうこと?
・内臓を触った位で本当に変化するの?
・薬を飲んだほうが早そう。
・内臓治療ってどんな効果がある?


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〈検査数値に出なくても、内臓は機能低下を起こしている〉

整体で内臓治療と言われてもピンとこないかもしれません。例えば、胃やお腹が痛かったら内科に行きますし、めまいがあったら耳鼻科、尿のことに関しては泌尿器科を選択するでしょう。

もちろんそれは正解なのですが、病院で診てもらっても原因がわからないと言われ、血液検査をしても異常値が出てこない。薬をもらい、飲み続けているが、胃やお腹は不調のまま。めまいやふらつきも変わらないまま。

これらは、数値には出てこないが、内臓の機能は低下している状態と言えるのです。数値で身体の全てが分かるという訳ではありません。この場合、整体で内臓の調整を行った方が、いち早く症状が改善する可能性があります。

また、アトピー性皮膚炎という病気は、原因が多種多様です。ダニだったり、食品だったり、ほこりだったり挙げたらきりがありません。ですので、原因を何とかするよりも、身体の免疫力、抵抗力を上げてしまった方が症状は改善しやすいと言えるのです。

花粉症などのアレルギー疾患も同様です。身体の免疫力、抵抗力=内臓の機能力と言えますので、これらの症状の改善にも、内臓の力を高めることが必要不可欠です。

〈整体での内臓治療とは、内臓をマッサージしたり、元の位置に調整したりし、自然治癒力を高めるものを言います〉

このように整体での内臓治療とは、内臓の機能が低下しているものに対し、刺激を入れ、身体の免疫力、抵抗力を高めることを目的とします。内臓を圧迫しマッサージしたり、元の位置に調整したりすることにより、内臓本来の力を取り戻し、薬に頼ることなく、身体の自然治癒力を高めることが可能となるのです。

〈どの内臓をどのように治療するのか?〉

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1、 肝臓

この臓器は、身体の右側にあり、主な作用は身体の解毒です。身体にとって不要なものや有害なものを分解する作用です。

有害なものとは、化学物質かもしれませんし、お酒や甘いもの(砂糖)、もしくはほこりや花粉など日常にありふれているものまで多種多様にあります。

これらを排除してくれるのが肝臓であり、内臓治療をする際、特に大事になるのがこの肝臓の治療となります。それほど現代社会において、人体に有害なものがあふれていると言えます。

また、東洋医学では、イライラしたり、怒ったりすることで、肝臓は病みやすくなると伝えられています。感情も内臓に影響を及ぼすと考えるのが、東洋医学の特徴です。ですので、これらのことも踏まえて肝臓の治療をします。

肝臓を圧迫し緩め、上方に動かすことにより元の位置に調整します。これにより、肝臓の機能を高めることができ、花粉症などのアレルギー疾患やアトピー性皮膚炎、ストレスなどに対して身体の抵抗力改善が可能となります。

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2、 横隔膜


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これは内臓というわけではありませんが、身体にとって重要な働きをします。それは、呼吸です。呼吸をする際、動くのがこの横隔膜なのです。

肺が動いて呼吸するのではなく、この横隔膜が伸び縮み、上下に動くことにより、肺が動かされ呼吸が成立するのです。ですので、呼吸をスムーズに行うために、横隔膜は柔軟に保たれてなくてはいけません。

また横隔膜は心臓や肝臓、胃や脾臓と接しており、横隔膜が硬く縮こまりますと、これらの臓器を圧迫し、機能低下を起こします。ですので、やはり横隔膜は柔らかくしなやかに保つ必要があるのです。

横隔膜を圧迫し、上下左右に動かすことにより、横隔膜は柔軟性を取り戻します。すると、身体は酸素を多く取り込めることになりますので、代謝機能が高まります。それにより、免疫力が上がり、なかなか治りにくかった様々な症状も改善することが可能となります。

また、心、肝、胃、脾の機能を高めることになりますので、一石四鳥の作用があると言えるのです。

3、 腎臓

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腎臓は身体の水分代謝に関わります。肝臓は排毒の役目をしていますが、腎臓は排水の役目をしていると言えるでしょう。身体の70%は水で構成されていますので、腎臓がいかに大きな役目を担っているかがよくわかります。

腎臓の機能が低下しますと、身体がむくんだり、原因不明の全身のだるさが出たり、皮膚が乾燥したりといった症状が出てきます。また、腰痛の症状も、腎臓の機能低下が関わってくることは多いと言えます。

腎臓は背中側の方にありますので、お腹と背中ではさみこむように圧迫し、頭の方へ位置を調整します。これにより、硬く縮こまった腎臓は柔らかさを取り戻し、機能を高めることが可能となります。

アトピーの治療では、先の肝臓とこの腎臓の治療が二大柱となります。


4、胃

胃はストレスが現れやすい臓器と言えるでしょう。緊張や不安などがありますと、胃にはすぐに影響が表れます。食欲がなくなったり、胃痛が出たりと、何かとすぐにわたしたちにサインを送ってくるのです。

胃の調整で大事なことは、横隔膜の中を、胃の細い部分が通過しているということです。横隔膜が硬く縮こまりますと、この部分で胃を圧迫することとなり、胃酸が逆流しやすくなります(逆流性食道炎)。

ですので、横隔膜を柔らかくすると同時に胃を動かし調整し、圧迫から逃れ、締め付けを解除します。これにより胃は、緊張が解け、普段通りの機能を取り戻すことが可能となります。

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5、胆のう

この臓器は、肝臓で作られた消化酵素を蓄えておく役目があります。この消化酵素は主に脂肪を分解するものであり、脂っこい食事を続けていますと、胆のうに負担がかかります。フライドポテト、ドーナツ、チーズ、肉、チョコレートなど油が多いもの、脂肪が多いものは要注意です。

胃腸の調子が悪い、食欲が出ない、吐き気がするなど胃が悪いと思っていたものが、実は胆のうの機能が低下していることが原因ということもあります。胆のうを圧迫し、圧を加えることにより、これらの症状を改善することが可能となります。

6、膵臓

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この臓器は、胃の裏側にあり、背中側に位置しています。消化と血糖値の調整を行っており、胃の裏で隠れていますが、重要な働きをしている臓器なのです。

また膵臓の機能が下がると、イライラなど性格や機嫌に問題が出てくる、そしてうつ病とも関連しているとも言われています。

例えば、胃腸の調子が悪いと訴えていた患者さんの胃を触ってみますと、柔らかく何ともないのです。ですが、裏にある膵臓に圧を入れてみると、硬く縮こまって機能が低下しているということは少なくありません。

胆のうと同じで、胃腸の機能が低下していると考えていたものが、実は膵臓の機能低下だった。このことは、実は多いとも言えるのです。ですので、胃腸障害の症状は胃だけでなく、他の臓器の可能性も考えて注意深く触診する必要があります。

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7、 子宮

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子宮は内臓でも下部に位置するので、上の臓器の影響を受けやすく、ゆがみやすいと言えます。特にストレスが多い現代社会において、肝臓の負担は大きく、肝臓が下垂してきますと、右の腸も下垂します。すると、右の腸が子宮を圧迫し、子宮は左側に追いやられてしまうのです。

歪んでしまった子宮は、生理痛や不妊症などの婦人科疾患を引き起こし、今度は子宮が左の腸を圧迫しますので、便秘も引き起こしてしまうのです。

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このように子宮は上の臓器の影響を受けやすいので、子宮を調整する場合、肝臓から調整をしなければなりません。子宮の位置を調整し、柔らかくしますと、これら婦人科疾患を改善することが可能となります。

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8、 小腸

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この臓器はおへその周りで渦巻いており、食べ物の消化と吸収を行う所です。一般的にはこう言われていますが、最近の研究では、実は小腸はもっと多くの重要な仕事をしているのではないかと注目されています。

小腸には、脳にある神経細胞が全てそろっていることがわかり、言うなれば考える腸なのです。この考える腸である小腸は、赤血球や白血球をも作り出しているのではないかと研究が進められており、現在注目を集めています。

ですので、当院でも小腸の調整には力を入れており、冷え性や虚弱体質の改善など、身体の免疫力、抵抗力を上げられるよう施術に取り組んでいます。

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〈なぜ内臓治療が原因不明の病気に有効か?〉

何か症状があり、病院での診察、血液検査など行いましても、原因がわからない、異常値が出てこないことは多々あります。何が悪いのか全くわからないが、身体はしんどい、胃が痛い、めまいがする、アトピーがひどいなど原因不明の症状は多いと言えます。

そのまま放っておいて症状が治まってくれたならば良いのですが、みながみなそうはいきません。ですので、身体が持つ自然治癒力を引き出してあげる必要性があるのです。この自然治癒力=内臓力と考えることができ、身体に存在する内臓1つ1つが本来の力を発揮できれば、症状は自然と消えていく可能性が高いと言えます。

内臓力を高めるために、圧を加えマッサージし、位置を調整し、硬く縮こまった内臓を呼び起こします。これにより、内臓はしっかりと目を覚ますことができ、本来の力を発揮できることとなるのです。

内臓本来の力を取り戻し、様々な症状を内臓自らが治す。これが当院の内臓治療が原因不明の病気に対し、有効な理由となります。

〈当院に来られ内臓治療を受けた方たち〉


1、 透析を勧められた程機能低下した腎臓。内臓治療を行うことで、ドクターもびっくりするほど機能が回復し、透析も回避できました。


野洲市在住、70代女性

この患者さんは、関節リウマチを患っており、そのため強い薬を使うこともあるようです。その薬の副作用として、腎機能が低下し、透析をするかしないか選択を迫られている状況でした。

透析を始めますと、時間と労力をだいぶと割かなくてはならなくなり、日常生活上大きな負担となってしまいます。ですので、何とかならないか相談を受け、どこまで回復するかわからないが試してみようということになり、治療開始となりました。週2回の治療を、続けてみようということになりました。

触診してみますと、腎臓は左右とも硬く縮こまっており、そして背中側に位置がずれている感じがつかめました。また、肝臓や横隔膜も同様に硬く縮こまっていて、これらを柔らかくすることを目的とします。

治療を開始し、3回程施術をしたところ、腰痛がましになってきたと患者さんはおっしゃいました。腰痛の原因の1つとして、腎臓の機能低下も関係していたようです。腰痛が楽になってきたということで、少し腎臓の機能が上がってきている様子です。

治療を続けて、8回目の時点で足のむくみが減ってきたと報告を受けました。ふくらはぎや足首がいつもむくんでいたらしいのですが、それが細くなってきたということです。また、腎機能が上がってきていることが確認できます。腎臓を触ってみましても、しっかりとした弾力を感じるようになってきました。

その後治療を続け、3ヶ月程経った頃、腎臓の検査の日を迎えます。検査を終え、診察を受けたところ、ドクターもびっくりするほど腎臓の機能は回復していました。「薬も使わず、なんでこんなに回復したのだろう?」としきりに言われたそうです。透析も回避でき、現在検査後2か月程経っていますが、お元気にお過ごしされています。

この腎機能の回復は、患者さんの食事制限の努力は大きいです。お菓子や塩分など、摂取制限を相当患者さんは頑張っていました。その努力に比べれば、治療の効果は微々たるものです。いずれにせよ、しっかりと腎臓の機能が回復しましたので、患者さん共々とても喜んだことを覚えています。

2、良くなったり、悪くなったりを繰り返す大人のアトピー性皮膚炎。内臓治療を行うことで、赤みは治まり、かゆみもほとんどなくなりました。


近江八幡市在住、30代男性

この患者さんは幼少期の頃からアトピー性皮膚炎を発症し、良くなったり悪くなったりを繰り返ししているそうです。ここ数年は落ち着いていたらしいのですが、最近になってひどいかゆみが出始め、全身がかゆくなってきたと言うことです。

病院に行きステロイド薬をもらい、一旦落ち着いたのですが、ステロイドをやめた途端ひどくぶり返し、症状が悪化したと訴えます。

全身がカサカサで赤みを帯びており、特に顔が赤く腫れており、とても辛そうな印象を受けます。

触診をしてみますと、肝臓が特に目立って硬くなっており、解毒、排毒がうまくできていない様子です。また、水分代謝を行う腎臓が下がってきており、機能が落ちてうまく働いていない様子を受けました。

まずはこれらの臓器に圧を入れ、緩めていくこととします。

内臓の治療をし、次にステロイドホルモンを出すよう指示をする下垂体の調整を行います。頭蓋骨である蝶形骨を調整するのですが、周りの頭蓋骨に圧迫され動きが制限されており、頭頂骨や前頭骨も一緒に調整します。

これらの治療をし、1週間様子を見てもらいます。

1週間後に様子を見てみますと、顔の赤みは少しマシになっていました。皮膚はまだまだカサカサしていますが、かゆみは少しマシなようです。肝臓を触ってみますと、前回よりも柔らかくなっているのが分かります。身体の不要物を少しずつ処理できるようになった模様です。

このように、内臓と頭蓋骨の調整をし、現在3ヶ月程継続していますが、かゆみもだいぶ落ち着いていまして、夜もしっかり眠れるようです。

やはり決め手は肝臓の治療でした。もし、病院で肝臓の検査をしても、少し数値が上がっている位で問題があるとは言われないでしょう。数値に出なくとも、肝臓を触ってみますと、悲鳴をあげているのがわかりました。肝臓が柔らかく、しっかりと機能していれば身体の不要物もしっかり処理され、アトピーの症状も軽減してくると言えます。

3、 ステロイドの吸入薬も効かないくらいひどくつらい喘息。整体での内臓治療で、現在は症状も安定しています。


湖南市在住、10代男性

この患者さんは、ひどい喘息で悩まされており、ここ数ヶ月夜の発作がつらいと訴えます。夜布団に入ると、ヒューヒュー、ゼェーゼェーと苦しくなるということです。病院でステロイドの吸入薬をもらっているらしいのですが、効く時と効かない時と差があるようです。そのため眠りも浅く、なかなか寝付けず、つらいと訴えます。

触診してみますと、胸郭の動きが硬く、胸骨と肋骨がうまく動いていないようです。この胸骨と肋骨の繋ぎ目である胸肋関節が動くことにより、肺が膨らんだり、縮んだりします。ですので、この胸肋関節にしっかりと動きをつけることにより、肺がうまく働くように施術していきます。

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また、胸郭以外に気になったのが腎臓の硬さです。腎臓がなぜ硬いのかを考えますと、腎臓には大腰筋(腸腰筋)という筋肉が走っています。この大腰筋(腸腰筋)は、股関節から腰、横隔膜まで繋がっており、喘息で硬くなってしまった横隔膜が、大腰筋を硬くし、腎臓を硬く縮こませていると考えられます。

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喘息→横隔膜→大腰筋→腎臓という連鎖が成り立つということです。またこれは、逆も考えられます。腎臓の機能が低下し、喘息を引き起こしているとも言えるのです。どちらが先に起こっているのかはわかりませんが、喘息を改善させようと考えたならば、腎臓の治療も同時に行う必要性があるということです。

よって胸郭と腎臓と治療し、また3日後にきてもらうこととします。

調子はいかがでしたかとお尋ねした所、夜の発作が少し楽になったとお話しされました。少しヒューヒューゼェーゼェーもましだったということです。しかし、まだまだ発作もあり、苦しさもありますので、治療を継続していくこととします。

治療を続け、5回程治療したところ、夜も楽に眠ることができるようになったということです。もちろん、発作は出てきますが、回数も減り、発作の時間も短くなってきたとおっしゃいます。

胸肋関節も動きが出てきていますし、腎臓もだいぶ柔らかさが出てきました。身体全体が改善の方向に向かっている感じがつかめます。

その後治療を重ね、現在4ヶ月ほど経っていますが、夜の発作はほとんど出ていないようです。ただ、体調が悪い時や天気が悪い時などは、発作も出るということです。ですが、以前のようにひどいものではなく、時間も短く、すぐに治まってくるようです。

今後も治療を重ね、体質を変え、喘息を起こさない身体作りを目指していきます。


  • この記事を書いた人

  • 岸野洋人

  • 滋賀県野洲市きしの鍼灸接骨院の院長。学生時代にいつまでも治らない腱鞘炎に困り果て、その症状を治した鍼灸治療から治療家の道に。夢は治療をしながら世界を回ること。
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