.

シンスプリントの症状に対して病院では出来ない滋賀県の治療院の治療方法紹介します。


・すねの内側が痛い
・走るとふくらはぎが痛くて、足の力が入らなくなる
・ジャンプをする時も、着地をする時も、膝から下が痛くなる
・スポーツをしていても、すぐにふくらはぎが痛くなるから楽しめない

このような足の症状でお悩みではないですか?

今回はシンスプリントの原因から当院の治療方法まで、今アトピー性皮膚炎で困っている方の為にも詳細に記事を書いていきます。


シンスプリントとは?

シンスプリントという病名をお聞きになったことはありませんか?

この病気は、足のいわゆる使い過ぎで、すねの内側が炎症を起こしている状態を指します。

炎症は、骨を包んでいる骨膜や筋肉を包んでいる筋膜に起こり、運動時の強い痛みを伴います。


足の痛みが良くなったり、悪くなったりを繰り返していませんか?


病院でレントゲンを撮りましても特に異常は見当たらず、湿布をもらい、様子をみるよう言われることと思います。

それで、症状が改善すれば良いのですが、なかなかそうはいきません。

良くなったと思い運動してみると、また足が痛くなってしまう。そのように悪循環を繰り返していませんか?


シンスプリント原因は、足首にある距腿関節と距踵関節にあります

悪循環を繰り返すのは、シンスプリントの原因をしっかり取り除いていないからです。

シンスプリントが起きる原因は、骨膜と筋膜にはありません。

原因は、足首の関節である距腿(きょたい)関節と距踵(きょしょう)関節という場所に存在しているのです。


距腿関節と距踵関節とは?


【距腿関節】
image1 image2 image3
距腿関節という場所は、すねの骨=脛(けい)骨と足首の間のことを指し、ここが前後左右に動くことにより、足首の柔軟性が保たれます。

距骨はカメの甲羅のような形をしており、この上に脛骨が載っかり、足首の複雑な動きを作り出しています。


距骨が内側に向く運動に制限があるため、すねの内側で補っている


特に距骨が内側に向く運動に制限がありますと、シンスプリントの症状が出ます。

足首が内側に向きにくいと、足首の上の方=すねでその代償をしなければならず、そのせいですねの内側に負担がかかり炎症してしまうのです。

ですので、シンスプリントの改善には、この距腿関節の調整、特に距骨を内側に動かす調整をしっかり行うことが必要となります。

image4


距踵関節は内側と外側で形が違う


距踵関節という関節は、足首の横と後ろに存在しています。内側と外側で踵骨の形が違いますので、関節面も内側と外側で形が違っています。

ですので、内側と外側で動き方が異なるため、動きが制限されやすくなると言えるのです。


距骨が内側に動きにくいと、その下にある踵骨は外側に動きにくい


距骨は内側の動きが制限されやすくなりますが、距踵関節は内側、外側どちらも制限されやすいと言えます。ですが臨床上、距骨が動く向きと反対の向きに、踵骨の動きは制限されることが多く見受けられます。

ですので、距骨が内側に動きにくいと、踵骨は外側に動きにくくなることが多いのです。

治療は、距骨の内側への動き、踵骨の外側への動きを調整することが必要となります。


足首の調整だけでシンスプリントは良くなりますか?

もちろんこれだけでは良くなりません。筋肉の治療も必ず必要となります。

シンスプリントで重要な筋肉は、ヒラメ筋、後脛骨(こうけいこつ)筋、長趾(ちょうし)屈筋、長母趾(ちょうぼし)屈筋の4つの筋肉です。

ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋の4つの筋肉を柔らかくすることが、シンスプリントの治療には必要です


image8
この図のように、すねの内側にこの4つの筋肉は付着しています。

この4つの筋肉を使い過ぎて、負担をかけますと、炎症を起こし、痛みが発生してくるのです。

ですので、この4つの筋肉を良くマッサージし、ストレッチをし、柔らかくしてあげる治療も必ず必要となります。


筋肉は、足首で曲がり足の裏まで伸びています。この曲がる所が、治療ポイントです

image9
このすね内側にある筋肉は、足首で曲がり、足の裏まで伸びているのが図を見ますとわかります。

この足首で曲がって、足の裏まで伸びているという点は、筋肉の治療をする際、外せない大事なポイントとなります。

なぜなら、この曲がる部分は、足首の負担を受けやすく、硬く縮こまりやすい場所だからです。

ですので、この筋肉が曲がる所は念入りにマッサージやストレッチを行わないといけません。また、足の裏の治療も必要となってきます。筋肉は、足の裏を通り、指まで伸びているからです。

足首の筋肉が曲がる所と足の裏まで治療し、ようやくすねの内側の4つの筋肉を治療できたと言えます。

このように、シンスプリントをしっかり治そうと思いましたら、足首の調整やすねの内側の筋肉、足の裏まで幅広く診ていかなくてはならないのです。

ここまでしっかり治療しなければ、やはり良くなったり、悪くなったりを繰り返すと言えるでしょう。

当院の治療は、関節から筋肉まで、すねの内側から足の裏まで、広く細かく施術することにより、シンスプリントの症状を元から断ち切っていくことを可能としています。


なぜこの治療方法がシンスプリントに対し有効か?

シンスプリントは、すねの内側にある骨膜、筋膜が炎症している病態です。ここで考えなくてはならないことは、なぜこの場所に炎症が起きてしまうかという点です。

確かに足の使い過ぎや、走るフォーム、ジャンプするフォームが足に負担をかけやすいなど、身体の使い方の問題も考えられます。

しかし、運動をする以前に、足関節の動きの制限や、すねの内側の筋肉の問題を取りませんと、シンスプリントは何度も繰り返してしまうと言えます。

足首の関節は、小さな骨が何個も連結し、それらが数ミリ単位で動き、足首の複雑な運動を作り出しています。

ですので、その小さな骨1つ1つの動きを調整し、足首の複雑な可動性を取り戻すことにより、すねの骨膜、筋膜への負荷を軽減することが可能となります。

また、すねの内側にある4つの筋肉を、足の裏まで治療することで柔らかくし、筋肉自体の質を高めます。これにより、炎症は起きにくくなり、シンスプリントの症状を抑えることが可能となります。

当院では、この足首の関節調整と、すねの筋肉の治療と両方を行うことにより、すね内側への負担を軽減し、炎症を起こさない身体づくりを行っています。このことが、シンスプリントに対し有効な理由となります。



当院にシンスプリントの症状で来院された方

1.野洲市在住、10代男性

この患者さんは、陸上部に所属し、毎日遅くまで長距離を走っておられます。大会の前になると、走り込む量が極端に増え、それで足が痛くなると訴えます。

1週間位前から、すねの内側が痛いということで、触診してみますと、ヒラメ筋と後脛骨筋は、パンパンに膨れ上がり、硬く縮こまっているのがわかりました。
また足首を触って診ますと、距腿関節の前後の動きと内側への動き、距踵関節の外側への動きが制限され固まっています。

ですので、これら足首の調整と、筋肉のマッサージを行い、ご本人の希望もありはり治療も行います。

後脛骨筋とヒラメ筋、また足首の内側に刺しますと、筋肉はすぐにゆるんでくるのです。はり治療は、症状が取れるのが早いと言えます。

治療後、軽く走ってもらいますと、痛くないということでしたので、とりあえず大丈夫でしょう。


2.湖南市在住、40代男性

この患者さんは、最近お仕事を終えた後、ご自宅の近所を走り始めたということです。
最初は何ともなかったらしいのですが、段々と足が痛くなってきたということで来院されました。
走るとすねの内側が痛み、特に痛いのは、すねの下の方だということです。

触診してみますと、後脛骨筋、ヒラメ筋、腓腹筋などが硬く縮こまっており、また足首は、距腿関節、距踵関節の動きが制限されています。
また、足首の関節と共に、股関節の動きが制限されていることが目立ちました。股関節にもだいぶ負担がかかっているようです。

これらシンスプリントの治療と、股関節、腰も調整し、1週間様子をみてもらいます。

1週間調子はいかかですかと聞いてみますと、痛みはマシだということです。少しだけ走ってみたが、それほど痛みは気にならず走れたということです。
ただ、足首と股関節の違和感は残るということで、前回と同じ治療をし、1週間後に来てもらいます。
この治療を繰り返し、1か月ほど続けた所、痛みも違和感もなくなったということで治療終了となりました。

シンスプリントの症状を我慢し、運動を続けていますと、足首だけでなく、膝や股関節、腰にまで症状が及ぶと言えます。
この方は、股関節に症状が出ていましたが、このまま運動を続けていましたら、反対の足にまで症状が出てきただろうと推測されます。
ですので、足に何かしら症状が出ている場合、早めに治療し、他の部位への負担を抑えることが重要となります。


3.野洲市在住、20代女性

この患者さんは、冬になるとスノーボードをとにかく滑ることが大好きな方です。週末になると、ほぼ毎週どこかに滑りに行かれており、楽しそうに滑ってらっしゃいます。

2週間位前から、着地の時にすねの内側が痛くなると訴え、触診してみますと確かに後脛骨筋やヒラメ筋は硬く縮こまっています。
しかし、どうもそれだけではない様子で、膝をチェックしてみますと、左の膝は右に比べ、曲がりにくいことがわかりました。
膝は痛くないか聞いてみますと、症状はないとおっしゃいます。ですが、膝の内側で関節、半月板がひっかかる感じが伝わってきます。
ですので、足首と筋肉の治療と共に、膝の調整も行い、1週間様子をみてもらいます。

この1週間は、大事を取り、滑りに行かなかったらしいので、痛みはなかったとおっしゃいます。
膝を触って診ますと、半月板の引っかかりも感じられず、1度これでスノーボードを滑ってみてもらうこととします。

次の週に治療に来られ、スノーボードはどうだったか聞いてみますと、最初は痛みなく滑れていたということです。ですが、後半になると着地時の痛みが少し出てきて、違和感もあったと訴えます。

触診してみますと、足首やヒラメ筋、後脛骨筋などはしっかり動きもあり、柔らかいので大丈夫そうです。ですが、膝の内側がまた引っかかる感じがあり、もう少し調整が必要な状態でした。
また、膝を調整し、滑ってもらうこととします。

最初はシンスプリントで来院されていたのですが、元の原因はどうも膝にあったようです。
ですので、スノーボードを滑りながら、週1回治療を繰り返します。そして、2か月ほど経ちましたら、ほぼ違和感なく滑ることが出来るようになったということです。

このように足首や筋肉以外が原因で、膝や腰が原因でシンスプリントを起こしてしまうことも少なからずあります。
ですので、治療者は、広い視点で患者さんを診なくてはなりません。どこが原因で症状を引き起こしているか、見極めていくことも臨床上大事なことと言えます。


当院では、シンスプリントに対して適切な治療を合わせて行うことにより、1秒でも早く痛みを取り去るよう治療に取り組んでいます。
ぜひシンスプリントでお困りの方はまず一度ご来院下さい。


  • この記事を書いた人

  • 岸野洋人

  • 滋賀県野洲市きしの鍼灸接骨院の院長。学生時代にいつまでも治らない腱鞘炎に困り果て、その症状を治した鍼灸治療から治療家の道に。夢は治療をしながら世界を回ること。
    >>詳しいプロフィール

  • WEB予約はこちらから
症状から探す 症状から探す 症状から探す 症状から探す