.

腰痛を放っておくと・・・放置しておくことの危険性をまとめました


・腰はいつも痛いけど、治療したら良くなるの?
・治療って症状がひどい人が行くものではないのですか?
・どの位の腰痛で治療に行っていいのかタイミングがよくわからない。
・治療というものは全くしたことがないので、何だか恐いイメージ。

腰が痛いということは、しょうがないものだとあきらめていませんか?
家事や育児、掃除や仕事などをしたら、腰が痛くなることは当然だと感じていませんか?
腰痛くらい放っておいても何ともないとお考えになっていませんか?

日常生活を送っていると、腰痛を起こすようなことはたくさん存在しています。

家事や育児、掃除やお仕事など挙げたらきりがありません。次から次に用事や仕事が入り、これが片付いたら次はあれをしないと、あれが済んだら次は・・・。と何かに追い回される生活をしていますと、腰痛なんて構っていられないかもしれません。

ですがこの腰痛、放っておくと様々な症状を引き起こす可能性があります。今回は、腰痛を放っておくと出現するかもしれない症状についてまとめてみました。

必ずこうなるとは限りませんが、もしかしたらということで、心に留めておいて欲しいと思います。

腰痛を放っておくと引き起こされる7つの症状

1.突然急性の痛みが出る(ぎっくり腰)


腰痛があるということは、大なり小なり腰の組織のどこかが損傷をしているということです。それが、筋肉なのか関節なのかはわかりませんが、どこかがダメージを受けているということです。その損傷を放っておくということは、傷口が段々と広がると言えます。
傷口が広がり、それに身体が耐えられなくなりますと、大きな痛みと共に動けなくなるという症状が発生します。それがぎっくり腰です。腰痛を放っておくと、このぎっくり腰になりやすくなるのです。
image1
ぎっくり腰ではこの図のように、骨盤がねじれ、動くのも痛く、日常生活に大きな支障を及ぼします。ですので、腰痛が最近ひどくなってきたと感じた場合は、特に注意が必要です。

2.下半身への血流が悪くなり、足の冷えやむくみ、静脈瘤など起きやすくなる

image2
腰痛がありますと、股関節と骨盤には特に負担がかかることになります。これにより、股関節とお尻の筋肉は固く縮こまることとなり、足に繋がる動脈(大腿動脈)を圧迫することになります。動脈が圧迫されますと、下肢への血流は当然悪くなりますので、足の冷え、むくみは起きやすくなると言えるのです。

image3
また、動脈だけでなく静脈の血流も圧迫されることとなり、図のように静脈瘤も起きやすくなります。

3.足にしびれが出て、力が入りにくくなり、転倒やつまずきやすくなる

腰痛を放っておきますと、下肢にも症状が出てきます。特に、足の痛み、しびれは出てきやすいと言えるでしょう。特に足にしびれが出ますと、足の感覚が鈍くなり、足が上げづらくなり、転倒やつまずきやすくなると言えます。

4.胃腸の調子が悪くなる

腰痛がありますと、背中にも大きな負担がかかります。背骨からは、内臓をコントロールする神経=自律神経がたくさん出ています。背中が固まり、血流が悪くなりますと、これらの神経の活動も低下し、内臓の機能も低下すると言うことです。
胃痛や胃もたれ、食欲不振など特に胃の症状が出やすくなると言えます。
image4

5.気分がすぐれないので、いつも体調が良くない

腰痛がある状態というのは、憂鬱では無いでしょうか?
身体の一部が重たいという事は、体調もすぐれず、気分も悪く、イライラしたり、やる気が起きなくなったりなど、様々な精神面の症状も引き起こします。
腰痛を放っておくと、身体面だけでなく、このように精神面にも影響を及ぼす可能性があると考えられます。

6.寝つきが悪くなったり、不眠症に悩まされたりなど睡眠の問題が発生する

腰痛がある状態でベッドに入っても、なかなか寝付けない、寝てもすぐに目が覚めてしまうなどの睡眠障害の症状が出やすくなると言えます。
なぜなら、腰痛のせいで、身体が全くリラックスできないからです。神経が高ぶっている状態であり、これでは良い睡眠を取ることは難しいと言えます。

また、身体が緊張していますと、寝返りもうまくできません。
寝返りをしませんと、身体は同じ姿勢で固まって寝ているということになり、同じ所ばかりが圧迫されます。圧迫されると、血流が悪くなり、これでは、睡眠も浅くなり、なかなか疲れが取れないという状態にもなりかねません。

また睡眠中の問題だけでなく、目覚めが悪くなるということも考えられます。
睡眠が浅くなるので、どうしても朝の寝起きが辛くなるのです。朝なかなか起きることができないという方は、もしかしたら腰痛が原因かもしれません。

7.仕事や家事、勉強など日常生活の能率が落ち、快適な生活を送れない

腰痛があるという状態は、それが気になり、仕事や家事、勉強に集中できないかもしれません。特に受験前の学生の方にとって、腰痛が気になって勉強ができない、となると死活問題です。また、腰痛のせいで料理がはかどらない、掃除をやる気も起きないとなると、普段通りの快適な生活を送ることも難しくなると言えます。

また、腰痛がありますと出歩くことも億劫になりますので、旅行に行ったり、山を登ったり、車の運転をしたり、と好きな趣味をする際の障害となるかもしれません。
腰痛のせいで、これらの趣味を台無しにしてしまうことは、人生においてとても勿体ないことだとは言えないでしょうか?


〈原因不明の症状は、もしかしたら腰痛が原因かもしれません〉


以上7つ挙げてみましたが、これらが必ず起こるとは言えません。ただ起こる可能性は、腰痛がない人よりも高いということです。

しかも、本人が気づかない内に、知らず知らずのうちに、症状が進行している可能性も十分考えられます。

ですので、これらの症状に該当しないか、ご自分で一度チェックしてみて下さい。そして、少しでも不安に感じたらやはり治療はしておくべきです。症状が起こってからでは、治るのに時間がかかってしまうからです。


また原因不明の足の冷えやむくみ、胃腸の症状、睡眠障害などが、もしかしたら腰痛のせいで起きているのかもしれないということです。ですので、もしこのような症状があって、特に原因が見当たらないという方は、一度腰痛の治療をしてみることをおススメします。


  • この記事を書いた人

  • 岸野洋人

  • 滋賀県野洲市きしの鍼灸接骨院の院長。学生時代にいつまでも治らない腱鞘炎に困り果て、その症状を治した鍼灸治療から治療家の道に。夢は治療をしながら世界を回ること。
    >>詳しいプロフィール

  • WEB予約はこちらから
症状から探す 症状から探す 症状から探す 症状から探す