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肩こりの原因は1つではない!肩こりになりやすい原因を詳しく紹介します


・肩がこっている
・首や肩が重だるい
・背中も重だるい
・肩に石が載っているようだ
・首や肩がつっぱって動かすと痛い
・首が回りにくい
・腕が上げにくい

このような症状でお悩みではないですか?

肩こりは、現代日本人にとって身近ですが、とても悩みの大きい症状の1つです。

肩の筋肉の血流不足だ、肩の筋肉が弱いからだ、運動不足だなどと言われますが本当にそれだけでしょうか?

運動していても、肩の筋トレをしっかりしている人でも肩がこっている人はたくさんいらっしゃいます。

それでは肩こりの原因は何なのでしょうか?肩こりになる5つの原因を紹介していきます。

肩こりになる5つの原因とは?


原因1.首、肩、腕をつなぐ筋肉のバランスが悪い


これはどういうことかと申しますと、首、肩、腕を結ぶ筋肉は1つの塊ではないということです。大小様々な筋肉が、何層にも折り重なって肩の厚みを作っています。

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肩から首をつなぐ筋肉、肩から腕をつなぐ筋肉、肩から背中をつなぐ筋肉など一つ一つ長さも違えば、大きさも厚さも全く違います。それらが引っ張り合い、支えあいながら肩は成り立っており、このバランスが崩れると肩がこるという症状として現れます。前に引っ張られすぎている、横に引っ張られすぎているなど筋肉の調和が保たれていない状態。これが肩こりの原因の1つとなります。


原因2.1番の頸椎がねじれている


1番の頸椎と言うのは首の1番上、頭と首をつなぐ支えとなるところです。頭の重みを支えているところであり、負担がかかりやすく、ねじれ、歪みが起きやすい所と言えます。

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この第1頸椎の右側が後ろに出たり、左側が前に出たり、横に出たりと前後左右でねじれますと、首の左右のバランスが崩れることとなり、これも肩こりの原因の1つとなります。この場合は、肩だけでなく、首にも症状が出ると言えるでしょう。

関連リンク:首の治療方法

原因3.1番の肋骨が上がっている


胸にある肋骨は、首と肩の境目あたりまで続いています。その1番上が第一肋骨と言われます。

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この第1肋骨には、首からの筋肉がたくさん付いており、この筋肉が固く縮こまりますと、第1肋骨を引き上げます。肋骨が引き上がると、肩の筋肉が引っ張られることとなり、それが肩こりの原因となってしまうのです。



原因4.腕の骨が前にずれている


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図のように腕の骨というのは、内ひねりで前にせりだして存在しています。ですので、肩や腕の使い過ぎや少しの衝撃が加わっただけでも、数ミリ前にずれやすい構造となっています。

腕には肩や背中からたくさんの筋肉がついており、前にずれるという事は、これらの筋肉も前に引っ張られるということです。引っ張られた筋肉は緊張し硬くなり、これも肩こりの原因の1つとなります。

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関連リンク:肩の治療方法


原因5.肩甲骨が固まって動かない


肩甲骨と言うのは背中にがっちりと固定されていません。背中から浮いているような状態で存在し、周りの筋肉と鎖骨1本で支えられています。また、腕の骨(上腕骨)と連結し、それがいわゆる肩関節と言われています。

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肩甲骨がなぜ浮いているのかと申しますと、腕を動かすときの補助をしやすいからです。腕がうまく動くということは、肩甲骨がうまく動くということです。2つは常に連動して動き、肩甲骨がうまくきれいに動くということは、普段腕を使う私たちにとって必要不可欠なことなのです。

しかし、背中や腕の筋肉が硬く縮こまってきますと、肩甲骨はだんだん動きが制限されます。すると腕もうまく動かなくなり、組織の血流は悪くなり、これが肩こりを引き起こす原因となるのです。


どれが肩こりの原因か、1度チェックされることをおススメします


以上肩こりになる原因を5つ挙げてみました。実際の臨床の場では、これらの原因が単体で起こることは稀で、2,3個の原因が、複合して絡み合って肩こりを引き起こしています。

肩こりでお悩みの方は、どれが原因で肩こりを引き起こしているか、1度チェックを受けてみることが良いでしょう。

肩こりの理由がはっきりとわかれば、肩こりの改善に繋がりやすいと言えるからです。また、ご自分でこれらのことを判断するのは難しいと言えるからです。

肩こりと一口に言いましても、様々な原因が絡み合い起こっていますので、1つ1つの原因を知り、そしてそれらを取り去るため、根気よく治療していくことが大切となります。

当院では、治療前にしっかりとしたカウンセリングを行っておりますので、肩こりでお悩みの方は滋賀県のきしの鍼灸整骨院へ。


  • この記事を書いた人

  • 岸野洋人

  • 滋賀県野洲市きしの鍼灸接骨院の院長。学生時代にいつまでも治らない腱鞘炎に困り果て、その症状を治した鍼灸治療から治療家の道に。夢は治療をしながら世界を回ること。
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