二次性頭痛の症状に対し滋賀の病院ではできない治療方法を紹介します!
一次性頭痛が緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛の3つに対し、2次性頭痛はたくさんの種類が考えられます。
二次性頭痛とは、頭痛を引き起こす病気があり、原因がしっかりしているものを言うのですが、脳腫瘍による頭痛、脳出血の際の頭痛、高血圧、ヘルペス、風邪、インフルエンザ、蓄膿症、不眠症、虫歯による頭痛などなど数多くの原因が。
二次性頭痛の症状の場合、徴候として下記のような内容の痛みが発生します。
・今までに経験したことがないような痛み
・バットで殴られたような痛み
・発熱やけいれんなど全身症状が出現している
・手が動かない
・足が動かないなどのマヒの症状が出ている
・物がダブって見える
・寝ていても起きてしまうほどの痛み
こういった場合は緊急性を伴うのですぐに救急車を呼ぶか、脳神経外科を受診してください。
今回はその二次性頭痛の中で病院では出来ない3つの治療方法をご紹介します。
病院ではできない3つの頭痛治療方法
①頭蓋骨を調整し、硬膜をゆるめ、神経の圧迫を軽減する
脳の中から、顔にまでつながる神経として三叉神経というものがあります。
この神経は、脳の途中で3本に分かれます。この3本ある神経のうち1本が、目の奥まで伸びて、目の感覚を感知しているのです。
この眼神経と呼ばれる神経が、どこかで刺激を受けると痛みとして感知し、目をえぐるような痛みを出していると考えられます。
この三叉神経が顔の表面まで出るまでに、硬膜という膜の間を通過します。
この硬膜がなんらかの刺激を受け固くなると、三叉神経が刺激され、これによって頭痛を引き起こすと言われています。
硬膜は、呼吸と共に、頭蓋骨と連動して動きます。ですので、頭蓋骨が歪み、骨の動きが停滞しますと、硬膜も動きが停滞し固くなり、それが刺激として神経に伝わってしまうのです。
ですので、頭蓋骨の歪みを取り、動きをつけ、硬膜を緩め、三叉神経の刺激を減らす治療が必要となります。
図を見て下さい。
頭蓋骨がジグソーパズルのように組み合わさっています。これらパズルのピース1つ1つが、呼吸と共にバラバラに動いているのです。
動くと言っても数ミリですが、この動きが出ませんと硬膜を刺激し、硬膜を固く縮めこめてしまう原因となるのです。
ですので、固く動かない頭蓋骨を特定し、ほんの数ミリだけ動かしてあげます。骨がしっかりと動くと、その下にある硬膜がゆるみ、三叉神経の刺激が軽減され、頭痛が収まるということになります
②頭蓋骨や首にある筋肉を緩め、神経の圧迫を軽減する
図を見てください。
頭蓋骨と頭皮の間にも、薄い筋肉が存在しています。頭は、骨と皮だけではありません。これらの筋肉が硬く縮こまりますと、頭蓋骨を締め付けることとなり、硬膜を緊張させ、頭痛の発生原因となってしまうのです。
ですので、マッサージなど頭蓋骨の筋肉を柔らかくする治療は、頭痛の改善のためには必要不可欠です。
また、僧帽筋は、肩から首を通り、後頭骨まで伸びています。ですので、この僧帽筋も筋肉が硬くなり縮こまりますと、神経が圧迫され、頭痛を引き起こします。
これらの筋肉をマッサージし、さらに周辺の関節を調整することにより、圧迫されている神経の流れを取り戻す治療をします。筋肉や関節は、頭を支えていますので、治療することにより血流が上がり、頭を軽く保つことが可能となります。
特に、三叉神経の走行上にある側頭筋は、三叉神経を刺激しますので、こちらも頭痛の原因となると言えるでしょう。
関節では、第1頸椎と後頭骨の関節=環椎後頭関節が重要となります。
なぜなら、頭蓋骨である後頭骨と頸椎が直接つながっている所だからです。
ここの調整を特に念入りに行うことにより、頭をさらに軽くすることが可能となります。
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首の治療に関して
はり治療はとにかく結果が早い
また筋肉をすぐに緩めるのにはり治療も効果的です。
図のツボに、はりを1センチから1.5センチ程刺します。すると、硬く縮こまった筋肉に、直接刺激を入れることとなりますので、とにかく早く結果が出ます。
ですので、手技と組み合わせて当院では実施しています。
③ホルモンバランスの乱れが頭痛を引き起こす
女性ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンをお聞きになったことはありませんか?
この2つのホルモンは、どちらか1つの分泌が多い時は、片方は分泌を休んでおり、うまいこと両者でバランスを保っています。
しかし、片方が極端に多く出たり、少なかったりしますと、このバランスが崩れることとなり、身体に様々な症状を引き起こします。
頭痛もその症状の1つとして考えられています。生理前は、女性ホルモンが少なくなり、黄体ホルモンが増えてバランスを保つのですが、この女性ホルモンが極端に少なくなると頭痛の原因となるようです。
女性ホルモンが極端に少なくなりますと、脳内の神経をコントロールするセロトニンの産生が減り、神経がうまく働かなくなり、頭痛を起こすという仕組みです。
図は男性ホルモン(アンドロゲン)が作られている場所を示しています。
7割が精巣で作られ、3割が副腎で作られます。男性ホルモンという名前ですが、女性でも副腎で作られ、骨や筋肉を強くする、性欲や性機能を維持する、血液を作る、動脈硬化の予防など男性らしい身体を作る役割があります。
この男性ホルモンが加齢やストレスなどにより、分泌量が低下したものを男性更年期障害と呼びます。最近特に疲れやすい、やる気が出ない、関節痛や筋肉痛がある、ひどい発汗がある、イライラする、よく眠くなる、神経質になった、性的能力が衰えた、ヒゲの伸びが遅くなったなど、身体と心と性の症状が出現しているものを言います。
群発頭痛は、特に男性に多く見られますので、男性ホルモンの低下が少なからず関連していると考えられます。男性更年期障害の症状の1つとしてみなされているのです。ですので、この低下した男性ホルモンをいかに多く作れるかが重要になってきます。
これら女性ホルモン、男性ホルモンを産生するよう指示を出すところが、脳にある下垂体と呼ばれる所です。
図を見てください。下垂体は、頭にある蝶形骨という頭蓋骨に収まっています。
下垂体は、脳にぶら下がるように付いており、大きさはエンドウ豆位です。
しかし、この大きさからは想像がつかない程、非常に重要な仕事をします。
それは何かと言いますと、内臓をコントロールする司令塔の役目です。図を見てください。
腎臓や甲状腺、子宮など様々な器官に、指令を送り、コントロールしているのが下垂体の役割なのです。ですので、先の性ホルモンも、下垂体がしっかり働かないと指令がいかず、バランスが保てなくなってしまいます。
この下垂体をうまく働かせるにはどうしたら良いかと申しますと、頭蓋骨である蝶形骨という骨の調整が必要になります。
下垂体は、この蝶形骨の真ん中、台座のような所に座るような形で存在しているからです。
この蝶形骨がねじれたり、左右の高さが異なったりしゆがむと、下垂体もゆがみ圧迫され、機能が十分に果たせなくなると考えられています。
ですので、蝶形骨を調整するのですが、蝶形骨は、目尻と眉毛の間の外側、くぼんだ所で触ることができます。1センチ位の円状のくぼみです。この小さい部分を触り、蝶形骨を前後左右斜めと数ミリ動かし、調整しますと、下垂体がゆがみから解放されます。
すると、性ホルモンもしっかりと放出されることとなり、頭痛を軽減することが可能となります
当院で治療を行った2次性頭痛の症例:京都市在住、70代女性
ヘルペスという病気が、身体や下半身にできることはよく知られていますが、この患者さんは、耳の中にヘルペスが起きる耳性帯状疱疹と言われる病気でした。
普段は、首や肩の治療をしていましたが、ある時耳が痛いとおっしゃいました。耳の奥の方が痛いと訴えており、私が耳鼻科を勧めましたところ、耳ヘルペスと診断されました。この病気は、脳から顔に直接伸びてくる顔面神経に、ヘルペスウィルスが攻撃を起こしてしまうという病気です。
ヘルペスウィルスは、大概の方が持っており、普段は静かにしていて悪さをしません。しかし、身体の免疫力が下がった時にこのウィルスは活動を始め、顔や背中、陰部などの神経に攻撃をしてしまうのです。
すると、ひどい神経痛が起こり、とにかく激痛で、つらく苦しい症状を引き起こしてしまいます。
この患者さんも毎日毎日頭がガンガンすると非常に辛そうでした。何もするにも手を付ける気力もなく、毎日ほとんど寝てばかりの状態とおっしゃいます。
治療は、僕が患者さんの自宅に行き施術していました。頭痛の治療に加え、免疫力を上げるために全身の治療を行い、週2回続けていきました。
それを半年ほど行い、
現在は何もなかったかのようにすっきりと治っています。
ヘルペスは、活動が治まった後に、神経痛がひどく残る場合が多くに見受けられます。しかし、それもなく、今では旅行や体操、習い事等元気に活動されています。
実際の患者様の声
「あの時は本当に辛くて頭がガンガン鳴っていて、割れそうで生きている心地がしませんでした。薬も服用していましたが、痛みはひどく、今思い出すだけでも頭が痛んできます。しかし、先生に治療してもらうと安心でき、何とかなりそうな気がして心強かったです。おかげで、後遺症もなく今では元気に生活できています。有り難うございました。」
滋賀県で二次性頭痛の治療なら、野洲のきしの鍼灸整骨院へ
当院ではしっかりまずはカウンセリング・診断を行い、治療を行っていきます。
1秒でも早く痛みを取り去るよう治療に取り組んでいますので、二次性頭痛でお悩みの方はぜひ来院ください。