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滋賀県の治療院が行う慢性頭痛に対して病院ではできない診断・治療方法。


慢性頭痛という言葉をご存知でしょうか。

言葉の通り慢性頭痛では症状が3か月以上続くものを言います。その間、良くなったり、悪くなったりを繰り返し、症状が取り切れていないものを指します。日常生活を送っていますと、様々なことが頭痛の原因となりやすく、慢性化しやすいのが現状です。

例えばこんな症状を日夜感じられていませんか?

・頭全体が痛い、重だるい
・こめかみがズキズキする
・後頭部と首の境目が痛い、重だるい
・目の奥の方が痛む、
・頭の前の方が痛い
・常に頭痛薬が手放せない
・頭が痛いと気分が沈む、やる気が出ない
・ストレスが溜まると頭が痛くなる、ストレスをためやすい性格である
・生理前などホルモンバランスが崩れると、頭痛が起こる

頭痛はどのような方でも、年齢に関係なく起こりやすい病気と言えます。日常的によく起こる上に、頭痛の8割は、すぐに命に関わる病気ではないということから軽くみられがちです。しかし、頭痛を持っている方は、いつ頭痛が起きるかわかりませんので、とにかく不安です。そして、1度痛み出すと気分が塞ぎ、何も手を付けたくない、やる気が出ないという程つらいものです。

ここでは、慢性化しやすい3つの頭痛を取り上げてみます。

日本人に最も多くみられる頭痛「緊張型頭痛」について



緊張型頭痛の症状としては、頭全体をギューッと強く締め付けられる痛みや、頭をリングで締め付けられているような感覚、頭に重たい石を乗せられているような感覚が30分から数日間、毎日続く時もあります。痛みは、首、後頭部、肩など頭以外にも発生し、左右差がなく、後頭部寄りの痛みです。めまいを伴うこともあるようです。

原因としては、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、悪い姿勢、不規則な食事の時間(空腹時に起こりやすい)、目の疲れ、脱水などが挙げられます。


日本人に2番目に多く発症する片頭痛について

片頭痛は日本人に2番目に多く、発生する頻度が高いことが挙げられます。

また偏頭痛も同じ頭痛の種類です。

症状としては、ズキンズキンと脈打つような痛み、目の奥のズキズキした痛みが頭の片方のみに発生し(両方に出る方もあります)、数時間から数日続くと言われています。吐き気や鼻づまり、顔面蒼白、光過敏、音過敏など頭痛以外の症状を伴うことが多いようです。

前兆として、物が光って見えたり、頭の中でギザギザ模様が見えたりするケースが3分の1の方に現れます。前兆以上に、予兆と呼ばれる、気分が落ち込む、食欲がなくなる、頭が痛くなりそう、過度の眠気などを感じるなどのケースが、3分の2の方に現れると言われています。

片頭痛の原因としては、アレルギー反応、天候の変化、気圧の変化、明るい光、騒音、香水、ストレス、睡眠、喫煙、食事を抜く、アルコールの摂取、生理前生理後のホルモンバランスの乱れ、特定の食べ物の摂取(赤ワイン、チーズ、チョコレート、ハム、ナッツ、コーヒー、乳製品など)、などが挙げられます。

男性に発症することが多い群発頭痛


群発頭痛は日本人に3番目に多いといわれる頭痛で、ほとんどが男性に発症します。

症状として、1年のうち1~2か月の間、毎日のように決まった時間になると頭痛が片方のみに出現します。痛みは数ある頭痛の中でも群を抜き、目玉をえぐり取られる程痛いと例えられます。お産よりも痛いとされ、心筋梗塞、尿管結石、と共に人体三大痛の1つと言われています。

原因は目の後ろを通っている血管が拡張し、炎症を引き起こすと言われていますが、なぜ炎症が起きるかはわからないのが現状です。

以上この3つは慢性化しやすい頭痛として知られています。ではどのようにして、治療していったらよいのでしょうか?


病院ではできない滋賀県の治療院が行う3つの頭痛治療


①頭蓋骨を調整し、硬膜をゆるめ、神経の圧迫を軽減する

脳の中から、顔にまでつながる神経として三叉神経というものがあります。この神経は、脳から頭蓋骨を通り、こめかみの辺りで表面に出てきて、顔の感覚(痛い、冷たい、熱い)などを伝える神経です。

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この三叉神経が頭蓋骨を通る前に、硬膜という膜の間を通過します。この硬膜がなんらかの刺激を受け固くなると、三叉神経が刺激され、これによって片頭痛を引き起こすと言われているのです。

硬膜は、呼吸と共に、頭蓋骨と連動して動きます。ですので、頭蓋骨が歪み、骨の動きが停滞しますと、硬膜も動きが停滞し固くなり、それが刺激として神経に伝わってしまうのです。

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ですので、頭蓋骨の歪みを取り、動きをつけ、硬膜を緩め、三叉神経の刺激を減らす治療が必要となります。

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図を見て下さい。頭蓋骨がジグソーパズルのように組み合わさっています。これらパズルのピース1つ1つが、呼吸と共にバラバラに動いているのです。動くと言っても数ミリですが、この動きが出ませんと硬膜を刺激し、硬膜を固く縮めこめてしまう原因となるのです。

ですので、固く動かない頭蓋骨を特定し、ほんの数ミリだけ動かしてあげます。骨がしっかりと動くと、その下にある硬膜がゆるみ、三叉神経の刺激が軽減され、頭痛が収まるということになります

②頭蓋骨や首にある筋肉を緩め、神経の圧迫を軽減する


図を見てください。頭蓋骨と頭皮の間にも、薄い筋肉が存在しているのです。頭は、骨と皮だけではありません。緊張性頭痛で特に大事な筋肉は、後頭筋であり、固くなったこの筋肉が頭の表面の神経(大後頭神経)を圧迫し、後頭部の頭痛を引き起こします。また、帽状腱膜や前頭筋が硬く縮こまりますと、ヘルメットをかぶったような、頭を締め付けられるような頭痛が発生します。

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また、僧帽筋は、肩から首を通り、後頭骨まで伸びています。ですので、この僧帽筋も筋肉が硬くなり縮こまりますと、神経が圧迫され、頭痛を引き起こします。

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ですので、これらの筋肉をマッサージし、さらに周辺の関節を調整することにより、圧迫されている神経の流れを取り戻す治療をします。筋肉や関節は、頭を支えていますので、治療することにより血流が上がり、頭を軽く保つことが可能となります。

特に、三叉神経の走行上にある側頭筋は、三叉神経を刺激しますので、こちらも頭痛の原因となると言えるでしょう。

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また、これらの筋肉は緊張性頭痛を起こす筋肉としても知られています。実際頭痛が起きる時、緊張型頭痛と片頭痛はミックスして現れることが多いですので、筋肉の治療も頭痛には不可欠と言えます。

関節では、第1頸椎と後頭骨の関節=環椎後頭関節が重要となります。なぜなら、頭蓋骨である後頭骨と頸椎が直接つながっている所だからです。ここの調整を特に念入りに行うことにより、頭をさらに軽くすることが可能となります。

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関連リンク:首の治療方法
また筋肉をすぐに緩めるのにはり治療も効果的です。図のツボに、はりを1センチから1.5センチ程刺します。すると、硬く縮こまった筋肉に、直接刺激を入れることとなりますので、とにかく早く結果が出ます。ですので、手技と組み合わせて当院では実施しています。

③ホルモンバランスの乱れが片頭痛を引き起こす

女性ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンをお聞きになったことはありませんか?

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この2つのホルモンは、どちらか1つの分泌が多い時は、片方は分泌を休んでおり、うまいこと両者でバランスを保っています。しかし、片方が極端に多く出たり、少なかったりしますと、このバランスが崩れることとなり、身体に様々な症状を引き起こします。

頭痛もその症状の1つとして考えられています。生理前は、女性ホルモンが少なくなり、黄体ホルモンが増えてバランスを保つのですが、この女性ホルモンが極端に少なくなると頭痛の原因となるようです。

女性ホルモンが極端に少なくなりますと、脳内の神経をコントロールするセロトニンの産生が減り、神経がうまく働かなくなり、頭痛を起こすという仕組みです。

ですので、女性ホルモンを作るよう指示する司令塔、下垂体の調整が必要となってきます。

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下垂体は、脳にぶら下がるように付いており、大きさはエンドウ豆位です。しかし、この大きさからは想像がつかない程、非常に重要な仕事をします。
それは何かと言いますと、内臓をコントロールする司令塔の役目です。図を見てください。

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腎臓や甲状腺、子宮など様々な器官に、指令を送り、コントロールしているのが下垂体の役割なのです。ですので、先の女性ホルモンも、下垂体がしっかり働かないと指令がいかず、バランスが保てなくなってしまいます。

この下垂体をうまく働かせるにはどうしたら良いかと申しますと、頭蓋骨である蝶形骨という骨の調整が必要になります。下垂体は、この蝶形骨の真ん中、台座のような所に座るような形で存在しているからです。

この蝶形骨がねじれたり、左右の高さが異なったりしゆがむと、下垂体もゆがみ圧迫され、機能が十分に果たせなくなると考えられています。

ですので、蝶形骨を調整するのですが、蝶形骨は、目尻と眉毛の間の外側、くぼんだ所で触ることができます。1センチ位の円状のくぼみです。この小さい部分を触り、蝶形骨を前後左右斜めと数ミリ動かし、調整しますと、下垂体がゆがみから解放されます。すると、女性ホルモンもしっかりと放出されることとなり、頭痛を軽減することが可能となります。


実際に滋賀県の患者さんで当院へ慢性頭痛に来られた方の感想


「治療して頂くとすぐに効果がわかりますのでスッキリします。」野洲市在住、40代女性
季節の変わり目や梅雨の時期など、頭痛がほぼ毎日頻繁に起こります。特に痛いのは前頭部で、後頭部から前頭部までヘルメットをかぶったように重だるく痛くなります。市販の痛み止めを飲んでも痛みが治まらず、病院で処方された薬を飲んでもさほど効果がありませんでした。

先生のところで、手技とはり治療を受けますと、しばらく頭痛は治まってきます。しかも、治療して頂くとすぐに効果がわかりますのでスッキリします。なので、週一回は治療を続けています。

「今では月に1回起きるか起きないか位の頻度になりました。」野洲市在住、60代女性

30代の時から偏頭痛があり、症状がひどい時はほぼ毎日、2、3時間おきぐらいに頭痛が出ていました。薬を飲んでも全く効かず、その当時から何かしらの治療は受けていました。

先生のことを知り、手技療法とはり治療を受けています。治療をしてもらうと調子が良く、今では月に1回起きるか起きないか位の頻度になりました。今後も週一回通院し、治療を続けていきたいと思います。

「首をさわってもらうと、安心でき、頭痛もマシになります。」守山市在住、40代女性
仕事で接客業をしていますが、ストレスが溜まり、病院で自律神経失調症と診断されました。頭痛は、ほぼ毎日起きていて、ズキンズキンと夜眠れないこともありました。

先生に治療を受けますと、頭痛はしばらく起きなくなります。特に首が楽になるのが嬉しいです。首をさわってもらうと、安心でき、頭痛もマシになります。忙しくてなかなか治療にいけないですが、月1回か2回か治療に通っています。


当院では、これら3つの治療を合わせて行うことにより、慢性頭痛の多種多様な発生の仕組みに対応し、1秒でも早く痛みを取り去るよう治療に取り組んでいます。


  • この記事を書いた人

  • 岸野洋人

  • 滋賀県野洲市きしの鍼灸接骨院の院長。学生時代にいつまでも治らない腱鞘炎に困り果て、その症状を治した鍼灸治療から治療家の道に。夢は治療をしながら世界を回ること。
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