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足の怪我に悩む陸上部の高校生が滋賀県の治療院へ!当院が行った診断と治療!


陸上部で、足の怪我に悩んでいる学生に野洲の治療院が治療しました。

この患者さんは、ホームページを見てマッサージや関節の調整、そして針もしているという事で来院されました。

また、当院が夜9時まで診療しているので、部活の後でも来られるということも理由の1つということです。


陸上部の部活で怪我がちな学生。当院の院長が行った診断、治療とは?

主訴は、陸上部で起こる足の怪我です。足の太ももが痛い、太ももの内側が痛い、ふくらはぎが痛い、ふくらはぎの内側が痛い、アキレス腱が痛いなどの症状を訴えます。

この患者さんは、高校で陸上部に所属しており、短距離、長距離を走っているそうです。毎日毎日夜遅くまで走っており、とても練習熱心な真剣な方です。そのため、足に故障も出やすく、またそれが気になると練習に集中できないと訴えます。

いつごろからあるのか聞いてみますと、ここ半年位前に一度足を痛め、それから良くなったり悪くなったりを繰り返しているとおっしゃいます。どのように痛めたのか聞いていますと、最初はアキレス腱が痛くなったと言うことです。そこから始まり、ふくらはぎ、太もも、お尻、腰など様々な所に痛みが出るようになったそうです。ですので、1番初めに痛くなったアキレス腱の治療を最優先にすることと決めました。

アキレス腱の痛みで、最初に考えるべきものとして、アキレス腱周囲炎という病名があります。これは名前の通り、アキレス腱とその周辺が炎症を起こしている状態です。足の使い過ぎがやはり原因となるでしょう。走ったり、飛んだり跳ねたりを繰り返し行うことにより、アキレス腱が炎症してしまうのです。

また陸上をしている方に多い疾患として、ランナー膝、シンスプリント、が足炎、ジャンパー膝、足関節捻挫なども挙げられます。さまざまな病名がついていますが、名前に惑わされる事は全くありません。要は、足のどこで炎症が起きているかということに過ぎません。

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スポーツを行う学生に滋賀県の治療院行った診断と治療について

治療1回目
まずはどの姿勢で痛みが出るのかを再現してもらいます。スタートの姿勢や走っている姿勢、飛んだり跳ねたりしてもらって、どの姿勢で痛みが出るかテストしてみます。すると、片足立ちの姿勢で、アキレス腱に体重をかけると痛みが出ることがわかりました。

ですので、今日はアキレス腱の治療を主に行いたいと思います。うつむきになってもらい、腰と骨盤の関節=腰仙関節、骨盤と仙骨の関節=仙腸関節をうつむけのまま調整します。

そして、患者さんがはり治療を望んでいましたので、腰とアキレス腱にはりを打っていきます。アキレス腱には、直接針を刺します。これはとても痛そうに見えますが、意外とアキレス腱は痛みに鈍感なようです。はりを刺しても、ほとんど痛みはありません。これは、当院に来院しているバレーボールの選手にも、いつも行っていますが、はりの痛みは全く問題ないようです。

アキレス腱の上からと横からとはりを4本ほど刺し、15分ほど刺したままおいておきます。炎症している所にはりをしたら、余計に炎症が広がるのではないかとお考えになると思います。

炎症と言うのは、組織の表面で起こっているものであり、深い所では逆に血流が不足しています。組織の表面は熱を持っており、深部は血流不足により冷えているのです。

まるで、一昔前のお風呂を沸かした時のような状態です。風呂桶の上の方ばかりが熱くなり、下は冷たいまま。組織の炎症は、このお風呂と同様な状態になっているのです。ですので、はりを深部に刺し、深部の血流を上げれば、組織全体の血流が良くなり、炎症が退いていくという仕組みです。

15分ほど置いてからはりを抜き、また先ほどのように片足で立ってもらいます。すると、痛みはだいぶ楽になったとおっしゃいます。これでまた1週間後に来てもらうことにしました。

治療2回目
1週間調子はいかがでしたかとお尋ねしたところ、アキレス腱は良くなりましたしかし他のところが痛いです、と訴えます。太もも裏側の内側が痛いということでうす。どの姿勢で痛いかチェックしますと、スタートの姿勢で痛いと訴えます。ですので、今日はふとももの内側とアキレス腱と腰の調整と行いたいと思います。

太ももの内側の障害は、ジャンプの競技でよく見られます。内転筋と呼ばれる筋肉であり、この筋肉の使いすぎによる痛みと思われます。また、太ももの裏側はハムストリングスと呼ばれる筋肉も存在しており、こちらも走る動作で使われる筋肉ですので、こちらの治療も必要と思われます。

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これらの筋肉は、骨盤から股関節を通り、膝にまで続いていますので、腰や骨盤の治療に加えて、股関節、膝の調整を行わなければなりません。

はりを刺し、15分ほど置いておき、腰から下の関節を調整し、スタートの姿勢をしてもらいます。すると、突っ張る痛みがなくなったと言うことでしたので、これで1週間様子を見てもらいます。

治療3回目
今日はいかがですかとお尋ねしたところ、足に体重をかけた時に太ももの前側が痛いと訴えます。太ももの裏側とアキレス腱は、前回の治療から気になりませんということです。

太ももの前側は、大腿四頭筋という膝を支える大きな筋肉がついています。階段を下りる時に膝が痛い、歩くときに膝が痛いなど、足を下ろす際に膝が痛いのは、この筋肉がうまく働いていないからです。ですから、この筋肉をいかに柔らかくできるかが、膝の痛みを取るポイントと言えるでしょう。

大腿四頭筋にはりをし、15分ほど置き、腰や股関節、膝などの関節の調整を行い、先程の足の動作をしてもらいます。すると、痛みや違和感はないとおっしゃいましたので、またこれで様子を見てもらいます。

治療4回目からそれ以降
この患者さんの場合、試合が近づくと練習量も増え、それにより様々な部位の障害を訴えます。その都度調整をしながら、試合をベストコンディションで乗り切れるよう、柔軟に対応できるよう治療を心がけています。

現在でも試合の前や、練習で無理をした時などに通院され、その都度気になるところを治療しています。


スポーツにつきものの足の怪我!当院が心掛けていることとは?

今回は陸上部における足のケガということでした。スポーツをされていると、様々な足の障害がでてきます。

そして、様々な病名が出てきますが、惑わさられることは全くありません。足のどこが炎症しているかに過ぎないからです。

試合前は精神的緊張もあり、特に痛みが気になり、目立ちます。それが原因で練習に集中できなかったり、不安になったりすることもあるかと思います。当院ではそのような症状に対し、ベストコンディションで試合に臨めるよう、患者さんと一緒に考えながら、その方にとって1番良い方法を見つけ、治療に取り組んでいます。

ぜひ学生の方も怪我などに悩まれている方は治療・回復を目指した治療院へ通院してみましょう。あんなに悩んでいたことが霧が晴れたかのように道がひらけるかもしれません。






  • この記事を書いた人

  • 岸野洋人

  • 滋賀県野洲市きしの鍼灸接骨院の院長。学生時代にいつまでも治らない腱鞘炎に困り果て、その症状を治した鍼灸治療から治療家の道に。夢は治療をしながら世界を回ること。
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